宮城大弥がプロ初完封!高卒3年目で一流の先発投手の域に
宮城 大弥
NPBの一流先発投手の凄さは、好不調関係なく、最終的に10勝前後を挙げ、規定投球回に達していることだといえる。いわゆる「なんだかんだ、勝っているな」と思わせる投手こそ、信頼できる。高卒3年目ながら、その境地に達している投手がいる。それがオリックスの宮城 大弥投手(興南出身)だ。
8月27日、西武戦でプロ初完封をマーク。今季9勝目を挙げ、2年連続の2ケタ勝利まであと1勝となった。
最初から順調だったわけではない。今シーズン初登板となった西武戦では、5回4失点と悔しい投球内容に終わり、月間防御率4点台の月が2回もあった。
ただ、8月から状態を上げ、8月11日の楽天戦で8回1失点と好投して7勝目、8月20日の西武戦は8回無失点の好投で8勝目、そして27日ではプロ初完封と、月間MVPを狙える位置まできている。順調にいけば、あと2試合〜3試合で規定投球回に達する可能性もある。高卒3年目で修正しながら勝てる投手もなかなかいない。
9月以降も快投を続けることができるか、注目だ。