大阪桐蔭トリオ 1軍入りへ揃って活躍
左から、横川凱、根尾昂、藤原恭大
大阪桐蔭出身の同級生トリオが揃って27日に活躍を見せた。
昨シーズン終盤から存在感を見せてきた千葉ロッテ・藤原恭大は西武との練習試合で、先発・浜屋将太(樟南出身)の1球目のインハイをライトスタンドに運んで見せた。大阪桐蔭時代と変わらぬフルスイングで、バットに上手くボールを乗せてスタンドインさせた。開幕1軍スタメン入りへアピールは続く。
同じく大阪桐蔭時代は藤原と3、4番コンビを組んで、春夏連覇に貢献した中日ドラゴンズ・根尾昂も27日に爪痕を残した。阪神タイガースとの練習試合で8回に途中出場すると、追い込まれてから西純矢(創志学園出身)の高めの真っすぐを上手くとらえてライト前へ。
鋭い回転と左腕で押し込んだヒットだったが、これで対外試合の打率.348という数字となり、いよいよ覚醒の兆しすら感じさせる活躍を見せている。
その藤原、根尾と同級生で大型左腕として当時は背番号10を付けたジャイアンツ・横川凱も27日の広島戦に2番手で登板。3回投げて被安打3も無失点とアピールに成功した。大阪桐蔭時代は長身を活かして投げおろしていたが、現在は腕の位置を下げてスリークォーター気味になった。
このフォームになったことで横に曲がるスライダーを存分に活かせるようになったが、27日の試合でも松山竜平(鹿屋中央出身)から見逃し三振を奪って見せた。1軍キャンプに抜擢され首脳陣からの期待も寄せられる横川の開幕1軍入りの戦いは続く。
最強世代と呼ばれ、ともに大阪桐蔭の2度目の春夏連覇に貢献した3選手。2年間の経験を活かし、3年目は飛躍の1年とできるか。藤原、根尾、横川の活躍に今後も期待したい。
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