千葉県勢 春は準V3度もVなし
専大松戸のエース深沢 鳳介
今年のセンバツには千葉県勢からは専大松戸が初出場を果たした。昨秋県大会は3位で関東大会出場権を獲得。関東大会では4強入りを果たし堂々の選出となった。
近年千葉県勢は2019年にエース・飯塚 脩人(現早稲田大)を擁した習志野が準優勝を果たすなどセンバツの舞台でも結果を残している。過去10大会の千葉県勢の戦績は以下の通り。
2010年 第82回大会
東海大望洋 初戦敗退
2015年 第87回大会
木更津総合 2回戦敗退
2016年 第88回大会
木更津総合 ベスト8
2017年 第89回大会
東海大市原望洋 初戦敗退
2018年 第90回大会
中央学院 初戦敗退
2019年 第91回大会
習志野 準優勝
過去10大会では6度出場を果たしている千葉県勢。2015年からは木更津総合が2年連続出場を果たし、2016年の第88回大会ではエース・早川 隆久(現東北楽天)の好投でベスト8進出を果たした。2018年には中央学院が初のセンバツ出場を決めると夏も西千葉大会を制し春夏連続で初出場を果たし、千葉の勢力図に変化をもたらす存在となった。
全国的にもレベルの高い千葉県勢だが、夏の甲子園では優勝経験があるものの、センバツでは準優勝3度(1981年印旛、1995年銚子商、2019年習志野)が最高成績なっており優勝を果たしていない。
今大会初出場を決めた専大松戸の指揮官・持丸 修一監督は72歳で出場校の最年長監督として春の聖地で指揮をとる。また、エース・深沢 鳳介は制球力の光るサイドハンドで2年秋から主戦で登板し経験豊富な大黒柱として堅守を率いている。県3位から下克上を果たして掴んだ初のセンバツの舞台で県勢悲願の初優勝となるか。専大松戸の戦いぶりには注目だ。
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