北の怪腕・西原健太(札幌大谷)、復活を印象付ける球威抜群のストレート!
7回自責点1の力投を見せた西原健太(札幌大谷)
最速142キロ右腕・西原健太(札幌大谷)がついに怪腕のベールを脱いだ。北海道大会では不調に苦しみ、防御率は4点台。神宮大会まで期間が空いたので、札幌大谷大の監督である神田幸輝氏の元でフォームの修正に励んだ。神田氏はJR北海道のエース右腕として活躍し、2007年には4強に導く活躍を見せた北海道野球のレジェンドと言っていい存在。そんな神田氏から指摘されたことは軸足の使い方だった。
「自分は軸足の膝が前に折れすぎる癖があって、それで体を使えていなかったんです。北海道大会では、ストレートが全くダメだったので、良いストレートを投げるために取り組んできました」
フォーム修正は実り、強力打線として警戒していた龍谷大平安打線に対しても臆することなく、ピッチングを組み立てていった。右オーバーから投げ込む直球は常時130キロ後半を計測し、北海道大会の時と比べて全く勢いが違う。120キロ前後のスライダー、スプリット、さらにカーブを精度よく組み当てるピッチングはまるで別人だった。
「今日はスピードを意識せず、球威ある直球を投げることを意識しました。それが投げられてよかったですし、龍谷大平安打線に投げられたことは自分にとって自信になったと思います」と手ごたえを感じている様子だった。
ただ6回表には守備のミスが相次ぎ、4失点。
「あそこで踏ん張れないのが僕の課題ですし、次の試合や冬に向けての課題となりました」と淡々と振り返った。
7回まで投げて5失点だったが、自責点1。復活を印象付けるには十分な力投だった。
■開催期間:2018年11月9日~11月13日(予定)
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第49回 明治神宮野球大会
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