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中日ドラゴンズ2位指名を受けた石川翔(青藍泰斗)の喜びの様子!

2017.10.26

中日ドラゴンズ2位指名を受けた石川翔(青藍泰斗)の喜びの様子! | 高校野球ドットコム
中日ドラゴンズ2位指名を受けた石川翔の喜びの様子

■中日ドラゴンズ2位指名を受けた石川翔(青藍泰斗)の喜びの様子!

 甲子園は未出場。しかしながら、全国区の知名度を誇り、プロのスカウトから高い評価を得てきた石川 翔青藍泰斗)。今夏は怪我を負いながらも、自己最速となる151キロをマークした本格派右腕が10月26日ドラフト指名を待った。

 多くの球団スカウトから「間違いなく1位消える。2位では獲れない」と言われていた石川。そのため 青藍泰斗では体育館上にあるホールを記者会見場として設けた。報道陣もテレビカメラ10数台を含め、約40社が詰めかけていた。

 16時過ぎに会見の流れが伝えられ、会見場もいよいよという雰囲気になった。時間が迫るにつれ、緊張感も漂ってきた。16時27分に家族と記念撮影のために姿を現した石川。表情には笑顔であったが、その中に緊張が見られた。一度退出した後、16時43分に再度会場入り。ドラフトが始まり、同世代の清宮 幸太郎中村 奨成らが指名された1巡目には石川の名前はなかった。続く、外れ1位指名でも指名が無かった。

 当初の予想では外れ1位では消えるとの声もあったが、指名は2巡目に持ち越し。2位指名までの間に、回線トラブルにより映像が見られないという事態に陥った。しかしながら直前に復旧。そしてついに、2巡目の4選手目として中日ドラゴンズから指名を受けた。安心からか石川の顔には今日一番の笑顔が見られ、会見でも「ホッとしました。小さい頃からの夢が叶って嬉しい」と本音を漏らした。

 高校生活を振り返り、「怪我が多く辛かったけれど、仲間がいてくれたから頑張れた」とチームメイトに感謝の言葉も残した。主将でバッテリーを組んだ須藤 悠真は「指名の瞬間は実感がわかなかったんですけど、夢が叶って嬉しい」とチームメイトも喜びの様子を隠せなかった。

 中日は愛知。出身は東京で高校は栃木とこれまで関東で生活してきた石川。関東を離れることについては「高校は寮生活だったので大丈夫です」と自信をのぞかせ、憧れの投手は江川 卓ということに関し「動画で見ていても飽きないので」と笑いも起こした。

 教え子の2位指名を受け、宇賀神修監督は「もしかしたら1位指名という期待もありましたが、将来性ということでの2位指名でしょう。当初は一塁牽制もままならなかった選手。持って生まれた筋力や走力、そしてプロでも通用する負けん気を武器に成長してほしい」と期待を込めた。

 プロでは「150キロ後半を出し、1日でも早く1軍で活躍すること」と目標を掲げた。そして「ここで満足せずに、自覚を持ってこれからの時間を過ごしていきたい」と力強い言葉を口にした。高校生No.1右腕の挑戦が今日からまた始まる。球界を代表する選手となるよう、目標に向かって石川 翔はひた走る。

【ドラフト2017特設サイトはこちら】

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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