試合レポート

横浜vs湘南学院

2018.04.21

横浜が大勝!河原木のファインプレーで湘南学院の勢いを断ち切る!

横浜vs湘南学院 | 高校野球ドットコム
コールド勝ちを決める本塁打を放った角田康生(横浜)

 昨秋、準々決勝で鎌倉学園にまさかのコールド負けを喫した横浜だが、この春はここまで盤石の戦いを見せている。神奈川県大会の3試合で打線は28点を挙げており、投手陣もここまで失点は0。一冬超えて、隙の無いチームに仕上げてきた横浜は、この試合でもその力を遺憾無く発揮した。

 まずは2回裏、二つの四死球から二死一、二塁のチャンスを作ると、9番・遠藤圭吾がタイムリーヒットを放ち、先制点を挙げる。その後、押し出しの四球で1点を追加し、なおも満塁の場面で3番・齊藤大輝が左中間を破る走者一掃のツーベースヒットを放つ。横浜はこの回5点を挙げ、早くも試合の主導権を握ったかに見えた。

 しかし3回裏、立ち上がりが不安定だった湘南学院の関野柊が本来のピッチングを取り戻し始める。5番・内海貴斗、6番・万波中正、7番・長南有航と好打者が続く横浜から三者三振を奪ってみせた。これで試合の流れは湘南学院に傾き、反撃ムードが一気に高まった。
 4回表、湘南学院は二死から一、二塁のチャンスを作ると7番・榎本がライトへのタイムリーヒットを放ち1点を返す。さらに二死二、三塁とチャンスは続き、打席にはピッチャーの8番・関野柊。真ん中付近に入ったストレートを強振すると、ライナー性の打球が右中間へ。誰もが追加点が入ったかと思ったが、この打球をライトの河原木がダイビングキャッチ。横浜にビッグプレーが飛び出し、湘南学院はこの回1点止まりとなった。

 湘南学院の流れをビッグプレーで断ち切った横浜は、6回に攻勢をかける。一死二、三塁のチャンスを作ると9番・遠藤圭吾がライト前へ2点タイムリーヒット。さらにその後、二死一塁から2番・山崎拳登が右中間へのタイムリースリーベースを放ち、さらに1点追加する。
 こうなると、湘南学院はもう横浜の勢いを止めることが出来ない。なおも二死三塁から3番・齊藤大輝がセンター前へタイムリーを放つと、トドメは4番・角田康生がセンターバックスクリーン横へのツーランホームランを放った。これで得点は11対1となり、6回サヨナラコールドでベスト4進出を決めた。

 横浜は、4月28日の準決勝で秋に敗れた鎌倉学園と対戦することが決まった。コールド負けを喫した相手に、リベンジを果たすことができるか注目だ。

(文=編集部

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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