松山聖陵vs新居浜南
松山聖陵、初8強・新居浜南を謙虚に止め、連覇へあと2勝!
2009年には秋山 拓巳(現:阪神タイガース)をエースに西条を春夏連続甲子園出場へ導いた田邉 行雄監督の下、南宇和・八幡浜・三瓶を破り初のベスト8進出を果たした新居浜南。そんな新鋭校に対し、荷川取 秀明監督が率いる第2シード・松山聖陵はそれでも謙虚に戦い続けた。
まずは、新居浜南の2年生サイドハンド・古館 龍都(173センチ63キロ・右投左打・新居浜スワローズ<ヤングリーグ>出身)先発を見越し、これまで不動のリードオフマンだった佐々木 魁(3年主将・捕手・171センチ72キロ・右投右打・今治市立日吉中出身)と、俊足スイッチヒッターの8番・津波 快成(3年・中堅手・170センチ70キロ・右投両打・北谷ボーイズ<沖縄>出身)との打順を3回戦から入れ替え。投手もエースナンバーを背負う岡本 文哉(3年・177センチ69キロ・左投左打・松山市立津田中出身)を先発マウンドに送り、序盤から試合を決めにいく姿勢を強調した。
そして松山聖陵は、2回裏一死一・二塁から8番・佐々木の左前適時打で先制すると、1番・津波もライトへ2点二塁打。さらに2番・星本 大輝(2年・174センチ70キロ・右投左打・全播磨硬式野球団<ヤングリーグ・兵庫>)も左中間三塁打で続いて4点をリード。その後も星本の4打数4安打。岡本の5回無安打投球などで完全に主導権を握り、最後は7回裏に9番・岡本が自ら適時打を放って7回コールド勝ち。7月26日(木)12時30分から済美と大洲の勝者と対戦する準決勝進出を決めると同時に大会連覇へあと2勝とした。
対する新居浜南は6回以降4安打を放ち、7回表には無死一・三塁から5番・千葉 優哉(1年・一塁手・170センチ68キロ・右投右打)が二塁ゴロに倒れるも、新居浜リトルシニア時代から定評のあった快速を駆って併殺を阻止。1点を奪う健闘を見せた。今後は古館や千葉 優哉などスタメン4名が占めた下級生を中心に、今大会で得た快挙をさらに広げる努力を望みたい。
(レポート=寺下 友徳)
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