試合レポート

伊集院vs鹿児島玉龍

2014.09.25

延長10回、暴投で決着・伊集院

 
 夏の南薩地区大会準優勝の伊集院、今春準優勝メンバーが主力で残る鹿児島玉龍。1回戦屈指の好カードは、前評判に違わず、1点を争う緊迫した展開となった。

 先制したのは伊集院。3回裏一死二三塁から3番・立山 隆久(1年)の内野ゴロで1点を先制する。

 鹿児島玉龍は4回、相手のエラーで同点に追いついた。

 5回以降は伊集院池田 智哉(2年)、鹿玉龍・内田 悠亮(2年)の両エースが踏ん張り、互いに追加点が奪えず終盤を迎えた。

 先に均衡を破ったのは鹿玉龍。8回に先頭の2番・室尾 倫太郎(1年)がヒットで出塁し、3番・宮園 大輝(1年)のレフト線二塁打で勝ち越し点を奪った。

 追い込まれた伊集院だったが9回に先頭の7番・池田が左中間二塁打で出塁し、二死三塁で1番・柳田 優作(2年)がセンター前タイムリーを放ち、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 押せ押せムードの伊集院は延長10回裏、一死から4番・福田 哲太(2年)が左中間に三塁打を放ち、サヨナラのチャンスを作ると、まさかの暴投で福田が決勝のホームを踏み、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

(文=政 純一郎

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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