試合レポート

慶應義塾vs生田

2014.04.19

慶應義塾vs生田 | 高校野球ドットコム 

3ランを放った4番吉田(慶応義塾)

慶應義塾、3HR 10得点!2年生右腕・土井は完封勝利

 春季県大会2回戦で、生田は、三浦学苑に4点のリードを取られるも、8回に逆転に成功。粘りの野球で、3回戦まで勝ち上がってきた。

「新チームが始まった時から考えると、ここまで勝ち上がることが出来るとは思っていなかった。冬の間に、選手たちが大きく成長してくれました。三浦学苑戦では、4点差つけられても、負けると思った生徒は誰もいなかった。最後の最後まで絶対勝つという気持ちでした」と語った昨年から野球部監督就任した生田の岩本茂之監督。

 この日も、“生田らしい野球”を展開するつもりだったが、慶應義塾の先発投手・土井涼(2年)の前に、苦戦を強いられた。

 春からベンチ入りを果たした土井は、慶應義塾 投手陣の中でも、この冬の期間に大きな成長をみせた。

 フォームを見直し、少し前で離し過ぎたリリースポイントを修正。それによって、コントロールが安定した。この日も、丁寧な制球と、力のある真っ直ぐを武器に、生田打線を翻弄。

 先制は、慶應義塾。2回、生田の先発・山口を捉えた。5番名幸が内野安打で出塁すると、6番木村が犠打で、一死二塁。続く7番亀川が、ライトスタンドへの本塁打を放って、まず2点を先制。さらに、8番土井は、フェンス直撃の二塁打。9番田内のバントが安打となって、一死一、三塁とすると、1番山本が右中間を割る2点適時打。なおも、続くチャンスに、3番柳町が四球で出塁すると、4番吉田がライトへの3ラン。これで7対0と、生田を一気に突き放した慶應義塾


慶應義塾vs生田 | 高校野球ドットコム 

完封した慶應義塾の土井涼(2年生)

 さらに、3回には、今度は8番土井のソロ本塁打で、1点を追加。

 生田は、4回裏。1番岡本が右前打で出塁。2番先崎も、左前打と続くと、3番中村が犠打を決めて、一死二、三塁の好機を作る。しかし、慶應義塾の先発・土井の前に、このチャンスを生かせない。4番槻橋は三振。5番の代打・原田が四球で出て、満塁とするも、6番安藤も土井の力のある真っ直ぐに、ファールフライに打ち取られ3アウト。

 その後も、6回に、二死から3番中村が左前打で出塁。しかし、ここでも、ホームが遠い生田

7回表には、今度は慶應義塾が、追加点のチャンスを作る。一死から5番名幸が、内野安打。6番木村の三塁打、さらに7番亀川の左前打で、2点を追加。

 その裏、生田は反撃ならず。試合は10対0の7回コールドで、慶應義塾が勝利し、4回戦に駒を進めた。

 敗れた生田は、レギュラーメンバーの大半が2年生。
2年生で4番に座る槻橋も、夏に向けて、「3年生で出来るだけ長く野球ができるように、夏までの残りの期間で力をつけていきたい」と語った。

 
 勝利した慶應義塾は、明日20日(日)12:30より、[stadium]保土ヶ谷スタジアム[/stadium]にて、法政二と対戦する。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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