試合レポート

池田vs徳島市立

2013.07.17

「名門」池田、21年ぶり甲子園へ順調発進!

昨秋は久しぶりの四国大会出場を決めた徳島池田。投手陣の充実に加え、3月に右足首骨折を負った右翼手・上徳拓馬(3年)の復活もあり21年ぶりの甲子園か?と注目されている今夏の初戦。その緊張をものともしない堂々とした戦いっぷりを見せてくれた。

初回、徳島市立バッテリーの乱れで労せず1点を取ると、3回以降、試合は完全に徳島池田のペース。3回に1番上徳の左中間二塁打など3安打で4点、4回・5回にも1点ずつを追加すると、続く6回には、一死から7番藤本真之(3年)が死球を受けた所から打線が爆発した。

8番川上佳祐(3年)の中前安打を皮切りに、5番切中義人(3年)のセンターオーバーの三塁打まで圧巻の7連打。この回に二死四球もあって8得点を挙げると、その裏を三者凡退として6回コールド。14安打に加えて14盗塁と、攻撃だけではなく足でも実力を存分に発揮。さらにベンチ入り20人全員を出場させる余裕も見せて、2回戦へとコマを進めた。

が、徳島市立も10人しかいない部員不足の中で一年生エース・梅津樹が奮闘。投手の制球力や、1安打に終わった打撃など、チームとしての課題も数多く露呈したが、来季以降は面白い存在になりそうだ。

(文=編集部)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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