試合レポート

浦和学院vs熊谷

2015.07.25

浦和学院が貫録をみせた攻撃力で14得点を奪い圧勝!

 激戦区・埼玉大会は今日から準々決勝を迎えた。[stadium]県営大宮公園野球場[/stadium]での第一試合は浦和学院vs熊谷の対戦。熊谷の応援団は伝統校ということもあってか、気合の入り方も違く、一般生やOB・OGの方がベスト8進出ということで多くスタンドには詰めかけている。熊谷浦和学院に対してどのような戦い振りを見せるのかに注目が集まる。

 10時に試合開始。
熊谷・先発は右腕・中村 侑暉であったが浦和学院の強力打線に初回から捕まってしまう。1番・諏訪 賢吉が安打で出塁。2番・臺 浩卓のところで牽制悪送球があり1点を先制。なおもチャンスで4番・浦和学院高橋 司の2点三塁打、5番・荒木 裕也のタイムリーで4点目が入った。熊谷はここで、中村を諦め稲毛田 竜也にスイッチ。しかしスクイズでさらに追加点を奪われ5点が入ってしまった。熊谷にとって重すぎる5点となり、浦和学院は先発の小倉 匡祐にとって大きなアドバンテージとなったであろう。

 しかし浦和学院の打線が止まらない。2回に1点。3回には2点を加えて8対0と浦和学院がリード。

 以降、熊谷は平田、三井と継投で浦和学院の打線に向かっていくが、相手の強力打線が止まらない。
浦和学院は4回裏に安打、相手ミスなどで一挙6得点を奪い、14対0。盤石の攻撃態勢だ。

 5回表、熊谷の攻撃を抑えればコールドゲームが成立する浦和学院は先発の小倉、2番手の榊原 翼と繋いで、抑えとしてマウンドに上がったのはエースの江口 奨理。貫録ある投球でしっかりと抑えてみせて試合終了。

 浦和学院が14対0で熊谷を5回コールドゲームで勝利してみせた。
春夏連続出場に向けて、死角が見当たらない強さを誇っている。甲子園出場へ向けてあと2勝するまで、気を緩めることなく戦い続ける。

 敗れた熊谷だが、強豪・浦和学院に3安打完敗。なにもできずに試合が終わってしまった。三塁まで走者を進めた場面もあったが後続が繋がらず得点には至らなかった。

(文=高校野球ドットコム編集部)


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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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