試合レポート

大阪学芸vs清水谷

2013.07.20

大阪学芸が4回まで7得点!8回にコールドを決める

 19日は[stadium]舞洲ベースボールスタジアム[/stadium]での2試合のみ。まず1試合目は大阪学芸清水谷の試合である。1回裏、大阪学芸は1番山口 威輝(2年)の中前安打で出塁、2番山口 広太(3年)の遊ゴロで一死一塁。3番山中 新之介(3年)が中前安打で一死一、三塁のチャンスを作ると、4番増田 健志郎(3年)の右前安打を放ち、1点を先制。一死一、三塁から5番橋本 大志(3年)の中前安打で三塁走者が生還し、2対0。

 さらに2回裏、8番泉谷 凌矢(2年)は左中間を破る三塁打を放ち、9番楠見 遼太郎(2年)の犠打で一死三塁。1番山口威が凡退し、2番山口広が中超え三塁打を放ち、1点を追加。3回裏、一死から橋本が四球で出塁。橋本が盗塁。6番小野が中飛、7番中井の四球で二死一、ニ塁となり、8番泉谷の中前安打で2点を追加し、5対0。

 4回表、清水谷は二死から7番嶋田 一輝(2年)のライト前安打、8番吉川 達也(3年)の三塁内野安打、9番岡本 宣仁(3年)の四球で二死満塁として、1番大前 健太(3年)の押し出し四球で1点を返す。だが4回裏、大阪学芸は1番山口威が四球、2番山口広が犠打、3番山中が中前安打で1点を追加。4番増田が右中間を破る三塁打で1点を追加し、7対1とする。

大阪学芸は背番号20の泉谷。長身から振り下ろす直球は130キロ~135キロ前後は出ていそうな勢いがあり、思わずメモを取った逸材。踏み込みの幅が狭く、上体がやや突っ込むフォーム。しっかりと腕が振れたときは素晴らしいストレートを投げ込んでいるが、まだリリースポイントが定まっておらず、5回までに4四球と制球力に課題を残したが、6奪三振を奪ったのは評価出来るだろう。さらなる上積みを期待したい投手である。

 しばらく0行進が続き、8回裏、大阪学芸は一死から9番楠見 遼太郎(2年)の代打・岡嶋 一真(3年)が左前安打を放ち、代走の米田 直樹(3年)が盗塁を決め。1番山口威は左飛で終わったが、2番山口広の右前安打でサヨナラ勝ち。大阪学芸が4回戦進出を決めた。

 大阪学芸は背番号20ながら潜在能力の高さを披露した泉谷にどっしりとした体格から鋭い打球を放つファーストの増田、堅守、巧打のセカンド・山口広と魅力的な選手が多かった。今後も見逃せないチームである。

(文:河嶋宗一)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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