巨人期待の大型スラッガーなど期待の若手豊富 関東地区・東京のセンバツ代表6校のOBたち
二松学舎大附OB・秋広優人内野手(現巨人)
1月下旬に第94回選抜高校野球大会に出場する32校が決定した。その出場校のOBには現役のNPBやMLBプレーヤーも多くいる。代表校の現役OBにはどのような選手がいるのか。地区ごとに確認してみたい。
関東および東京は合計6校が選出された。そのなかで関東地区は明秀学園日立(茨城)、山梨学院(山梨)、木更津総合(千葉)、浦和学院(埼玉)の4校だ。
秋季関東大会の覇者・明秀学園日立は細川成也外野手(DeNA)と13702内野手(巨人育成)の2人が現役プレーヤーだ。細川は大砲候補として期待されながら、ここまで結果を残すことができていない。6年目の今シーズンこそ1軍定着が求められる。
山梨学院はベテランの明石健志内野手(ソフトバンク)と高卒4年目を迎える垣越建伸投手(中日)の2人。垣越は昨シーズン育成契約で過ごすもオフに支配下へ返り咲いた。今年こそ1軍初出場をつかみたいところ。
木更津総合は井納翔一投手(巨人)、鈴木健矢投手(日本ハム)、早川隆久投手(楽天)、山下輝投手(ヤクルト)と4人の投手がプレー中。2年目を迎える早川、ヤクルトのドラフト1位ルーキー・山下と楽しみな若手が揃っている。
埼玉の雄である浦和学院は大竹寛(現巨人コーチ)が昨シーズン限りで現役を引退。現役プレーヤーは榊原翼投手(オリックス育成)、渡邉勇太朗投手(西武)、小島和哉投手(ロッテ)の3人となった。小島は昨シーズン初めて規定投球回に到達し2ケタ勝利を挙げた。今シーズンも先発ローテーションの柱として期待がかかっている。そして渡邉も昨シーズン後半から先発ローテーションに入った。高卒4年目の今シーズンは一気に飛躍を狙う。
東京都大会を制した国学院久我山は松田進(現ロッテスカウト)が引退したため、現役プレーヤーは不在となった。しかしロッテで指揮を執る井口資仁監督は同校のOB。その他にも矢野謙次(日本ハムコーチ)や森笠繁(広島コーチ)など引退後もチームを支えるOBは多い。
最後の1枠で選出された二松学舎大附はポスティング申請中の鈴木誠也外野手(広島)、大江竜聖投手(巨人)、秋広優人内野手(巨人)、秋山正雲投手(ロッテ)と4人のOBがいる。なかでも高卒2年目の秋広はこの春季キャンプでも那覇1軍メンバーに名を連ねている。昨年は手にすることができなかった開幕1軍切符獲得に期待がかかる。
[page_break:関東地区・東京の6校]<春の選抜出場校OB>
※2022年シーズンNPB、MLB所属
【関東・東京地区6校】
・明秀日立(茨城)
細川成也(DeNA)
13702(巨人)※育成契約
・山梨学院(山梨)
明石健志(ソフトバンク)
垣越建伸(中日)
・木更津総合(千葉)
井納翔一(巨人)
鈴木健矢(日本ハム)
早川隆久(楽天)
山下輝(ヤクルト)
・浦和学院(埼玉)
榊原翼(オリックス)※育成契約
渡邉勇太朗(西武)
小島和哉(ロッテ)
・国学院久我山(東京)
不在
・二松学舎大付(東京)
鈴木誠也(広島)※ポスティング申請中
大江竜聖(巨人)
秋広優人(巨人)
秋山正雲(ロッテ)
(記事:勝田聡)