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大阪桐蔭最強の2番手・澤田圭佑(オリックス)がドラフト8位からの逆襲を目指す!

2017.02.27

澤田圭佑(オリックス)写真は大阪桐蔭時代

大阪桐蔭最強の2番手・澤田圭佑(オリックス)がドラフト8位からの逆襲を目指す!

 オリックスの澤田圭佑大阪桐蔭出身)が一軍に昇格して、好アピールを見せている。26日、韓国・斗山との練習試合で、1回無失点の好投。ここまでの実戦で3試合連続無失点を記録している。

 そんな澤田は高校時代、最強の2番手投手として知られた投手である。えひめ西シニア時代から全国の舞台を経験し、鳴り物入りで大阪桐蔭に入学。3年間、藤浪晋太郎の控えであったが、それでも首脳陣からの評判は非常に高い投手であった。澤田が藤浪より優れていたのは安定感とコントロール。

 実戦練習では、ほぼ四球を出すことなく、終えることができていたという。実際、澤田は春、夏で1試合ずつマウンドに登っているが、浦和学院戦では5回を投げて無失点と藤浪につなぎ、さらに無四球。夏では濟々黌戦に登板し、4四死球を与えてしまったが、それでも要所を締めて、2失点完投勝利と、甲子園登板2試合では危なげない投球を見せた。

 そして高校卒業後は、立教大へ進学し、大学4年間は立教大のエースとして活躍。69試合に登板、通算22勝16敗、防御率2.24と好成績。四死球率は1.99と1試合平均2個以内に抑えている。さらに二度の大学代表。ドラフト8位指名だが、実績度は昨年指名された大学生投手の中でもトップクラスだろう。実際に先日の試合では、伸びのあるストレートを外角にきっちり投げ分けるだけではなく、高めへのつり球も使って三振を奪い、スライダー、カットボール、チェンジアップ、カーブを巧みに投げ分けができていた。そんな投手を8位指名なのだからお得感がある指名である。

 オリックスは昨年、最下位に終わった。それだけに多くの新戦力が出てくることが期待されている。その中で、澤田が出てくるとなれば、オリックスにとって嬉しいことだろう。

 大阪桐蔭時代は2番手ながら、数々のピンチを潜り抜け、絶大な信頼をされた澤田。今度はオリックスでも首脳陣の信頼を勝ち取り、開幕一軍をゲットする。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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