今年の21世紀枠推薦校の注目選手は門馬、佐藤、岡林など好投手がズラリと揃う!
岡林 倖生
12月15日、第90回記念選抜高等学校野球大会の21世紀枠推薦校9校が発表された。今回、発表された学校は以下の通り。
・北海道:函館工 北海道大会ベスト8
・東北:由利工(秋田) 東北大会ベスト8
・関東:藤岡中央(群馬) 県大会ベスト4
・東海:大垣西(岐阜) 東海大会ベスト8
・北信越;金津(福井) 北信越大会1回戦
・近畿:膳所(滋賀) 県大会ベスト8
・中国:下関西(山口) 中国大会1回戦
・四国:高知追手前(高知) 四国大会1回戦
・九州:伊万里(佐賀) 九州大会2回戦
9校の中から注目選手を紹介すると、好投手が多いことだ。速球派では、最速142キロ右腕・佐藤亜蓮(由利工)が注目だろう。まだ体が出来上がっていないが、体幹、全体的な筋力アップが実現し、フォーム技術が高まると、さらに球速アップが期待できる投手だ。そして9校の中で実力ナンバーワン右腕として注目される藤岡中央の門馬 亮は、連勝を続ける前橋育英を破る快投、さらに準決勝の関学大附戦で11回20奪三振を記録。最速143キロのストレートと切れ味抜群のスライダーをウリにする投手だ。
そして高知追手前のエース・岡林 倖生は、四国大会初戦の大手前高松戦で13回3分の2、238球を投げ切る熱投。惜しくも試合には敗れたが、169センチ63キロと小柄な体型だが、最速137キロのストレートは回転数が高く、さらにスライダー、チェンジアップを効率的に投げ込むクレバーさを感じさせる投球術、何より強靭なスタミナと投手として大事なものが備わった投手だ。
スタンドや試合開始・終了時の挨拶は常に90度。四球を得てもバットはそっと地に置くか、次打者・バット引きに託す。もちろん全力疾走は絶対に欠かさないチームカラーを持つ高知追手前の大黒柱としてさらなる成長を見せたい。
また下関西の吉田有輝も168センチと小柄ながらダイナミックな投球フォームから威力抜群の速球、スライダーを武器にする投手だ。
(文=編集部)
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