小林vs延岡商
粘投した小林エース上ノ薗
小林のエース上ノ薗、161球の粘投で接戦を制する!
延岡商業・中村、小林・上ノ薗のエース同士の投げ合いで始まった一戦。
最後までマウンドに立ち続けていたのは、小林の上ノ薗だった。
試合は、小林が、2回裏に8番中別府の左前適時打で先制すると、同点に追いつかれた直後の3回裏には5番谷崎の右前適時打で再び勝ち越し。そして続く4回裏に9番外赤の右越適時二塁打で突き放し、効率良く好機を生かして3点をあげ、延岡商業のエース中村をマウンドから降ろした。
対する小林のエース上ノ薗は、9回を打者43、投球数161、四死球4、奪三振5、被安打13、失点2、残塁14。3回に内野ゴロ間に失った1点と、9回にタイムリーで失った1点のみ。3回から9回まで、毎回得点圏に走者を背負った苦しい投球が続いたが、ピンチを最小限に切り抜ける粘投をみせた。
一方、延岡商業は、1対3となった4回一死二塁から登板した二番手佐藤が、小林打線に適時打を許さない見事な好投を見せたが、上ノ薗の前にあと1点が遠かった。
勝利した小林の3回戦は28日。8強をかけて第1シード日南学園を激突する。
(写真・文=三角竜之)