センバツ今大会はPCR検査実施せず 応援団はマスク着用の上声出し応援可能
3月18日から開催される第95回記念選抜高校野球大会の臨時運営委員会(委員長:寶馨日本高校野球連盟会長)が22日、オンラインで開かれ、新型コロナウイルスの感染拡大予防ガイドラインなどを審議した。
出場校の選手やスタッフ、大会関係者が大会前と大会中に実施していたPCR検査は行わないことを決定。ただ、体調不良者などが発生した場合は必要に応じて実施される。
また、学校応援団はマスクを着用した上で声出し応援が認められた。学校応援団以外の観客が声出し応援をする場合は、マスクを携行し、座席でマスクを着用することが求められる。ただハイタッチや肩を組む、得点時に座席の上に立つ、1か所に集まる行為は控えるとガイドラインに明記されている。
観客の上限人数は設けられず、座席は出場校用のアルプス席を除いて全席が指定席として販売される。
試合中の選手のマスク着用は、ダッグアウト内で距離が取れずに会話をする場合のみ推奨され、ボールパーソン(旧ボールボーイ)は屋外で会話をほとんど行わないためマスク着用はしなくても良いとなった。
緊急対策本部は昨年同様に設置される。
感染者や感染が疑われる者が発生した場合でも、昨夏のように日程変更を検討するなど可能な限り試合ができるように手が尽くされる。
なお抽選方法、開閉会式の式次第などは3月上旬の第3回運営委員会で決まる予定となっている。