毎年オフシーズンに行われるファン感謝祭のなかでの一つの楽しみが新入団選手の背番号発表である。

 ドラフト1位の平内 龍太神戸国際大附高→亜細亜大)は「11」、同2位の山崎 伊織明石商高→東海大)は「19」に決まった。巨人の背番号「11」は斎藤 雅樹、「19」は上原 浩治や菅野 智之が背負ってきた重みのある番号。2人への期待の高さを表している。

 そんな平内と山崎の両選手は同じ兵庫県の高校出身の大卒選手だが、高校時代に甲子園の舞台に立つことはあと一歩で叶わなかった。

 平内は1年夏にチームは甲子園に出場したものの、自身はメンバー入りを果たすことができなかった。一方の山崎は、3年春に背番号「10」を背負ってベンチ入りしたものの出番はなかったのである。ちなみにエースナンバーを背負っていたのは、来年から日本生命に進むことが決まっている吉高 壯(日体大)だった。

 山崎の出場が叶わなかった甲子園で、明石商日南学園高と初戦を戦った。その試合で日南学園高の捕手を務めていたのが、ドラフト7位の萩原 哲日南学園高→創価大)である。この試合で萩原は4打数1安打の成績を残すも、明石商にサヨナラ負けを喫している。

 同年夏にも萩原は甲子園に出場。そこでは3試合で打率.455(11打数5安打)と打撃面でチームを引っ張っている。

 その他の指名選手では、中山 礼都中京大中京高)と伊藤 優輔都立小山台高→中央大→三菱パワー)が甲子園(交流試合含む)に出場している。

 中山は今年の交流試合に「3番・遊撃」で出場し3打数1安打、1四球の結果を残した。伊藤は「都立の星」として鈴木 優都立雪谷高→オリックス)とともに注目を集めていた。

 21世紀枠で出場した3年春の甲子園では履正社高と対戦。最後まで一人で投げ抜いたものの、8回11失点(自責8)と打ち込まれている。しかし、そのなかでも中山 翔太(現ヤクルト)を3打席連続三振に仕留めるなど、8つの三振を奪い存在感を発揮した。

 巨人の支配下ドラフト指名7人のなかで甲子園に出場していたのは、ベンチ入りのみに終わった山崎を含めて4人だった。NPBの世界では、全員が大きな舞台に立つことに期待がかかる。

<巨人の2020年ドラフト会議指名選手>※支配下のみ

1位:平内 龍太神戸国際大附高→亜細亜大)
2位:山崎 伊織明石商高→東海大)
3位:中山 礼都中京大中京高)
4位:伊藤 優輔都立小山台高→中央大→三菱パワー)
5位:秋広 優人(二松学舎大付属高)
6位:山本 一輝(東郷高→中京大)
7位:萩原 哲日南学園高→創価大)

(記事:勝田 聡)