菊池、大谷を育成した花巻東。モリフメソッドこと、強打の盛岡大附の過去10回の対戦成績は熾烈極める!
2014年の決勝で好投した松本裕樹と2013年の夏に主力で活躍した岸里亮佑
花巻東と盛岡大附。2019年は佐々木朗希擁する大船渡が脚光を浴びたが、この2校は毎年注目を集める岩手県を代表する強豪である。2012年には大谷翔平(現・エンゼルス)を擁した花巻東と強打のチームとして生まれ変わった盛岡大附が激突するなど、過去10回の直接対決の戦績はどのようになっているのか。両チームの対戦成績を振り返っていきたい。
<直近過去10回の対戦成績>
※1年生大会を除く
2019年9月22日
岩手県大会決勝
盛岡大附4対3花巻東
2017年5月27日
岩手県大会準決勝
盛岡大附3対2花巻東
2016年9月21日
岩手県大会準決勝
盛岡大附5対2花巻東
2016年5月28日
岩手県大会準決勝
花巻東11対3盛岡大附
2015年9月14日
岩手県大会2回戦
盛岡大附7対4花巻東
過去10回の対戦を振り返ると盛岡大附6勝、花巻東4勝とわずかに盛岡大附が勝ち越している状況。詳しく見ると1点差のゲームが5回、3点差まで見てみると8試合と、ともに実力が拮抗していることに気が付く。まさにライバル同士の因縁の対決と言っても良いのではないだろうか。
そして春、夏、秋の3大会の戦績で見てみると、盛岡大附は昨秋の岩手県大会決勝をはじめ、秋は4度対戦するも花巻東と対戦して全勝と新チームスタート時には強さを発揮している。
その一方で、春と夏の対戦成績は花巻東がともに2勝1敗と勝ち越し。ファール打ちで甲子園を沸かせた千葉翔太(現・九州三菱自動車)や岸里亮佑(現・琉球ブルーオーシャンズ)を擁して甲子園4強入りした2013年など、一冬超えてからの花巻東の巻き返しが印象的な結果になっている。
夏の大会では再び両雄が相まみえることとなるのか。岩手の誇る全国レベルの両校のライバル対決に今後も注目していきたい。
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