岸潤一郎(埼玉西武)とプレーした2014年明徳義塾ナインのその後は?
長崎がんばらんば国体2014を優勝した明徳義塾ナイン
今春の選抜大会が開催中止となり、高校球児だけでなく、高校野球ファンものショックは大きかったのではないか。そこで、これまで甲子園を盛り上げたチームの選手のその後を紹介していきたい。
2014年夏、1年夏から4度の甲子園を経験した岸 潤一郎を擁した明徳義塾は2回戦でこの年優勝を果たした大阪桐蔭と対戦する。4点ビハインドで迎えた9回裏二死からの岸の2ラン本塁打は強烈な印象を与えた。
今回は、2014年の明徳義塾のベンチ入りメンバーのその後を紹介していきたい。
【2014年明徳義塾メンバーと進路】
◎は主将
1 ◎岸 潤一郎(拓殖大中退-徳島インディゴソックス-埼玉西武)
2 水野克哉(中部大-伏木海陸運送)
3 西岡 創太(城西国際大)
4 森奨真(近畿大)
5 大西 主将(星槎道都大)
6 安田 孝之(大阪学院大)
7 尾﨑 湧斗(天理大)
8 大谷 勇希(横浜商科大-鹿児島ドリームウェーブ)
9 高野航平(京都産業大)
10 棈木裕亮(ノースアジア大-オールフロンティア)
11 田中 秀政(天理大-ミキハウス)
12 名村翼(関西国際大)
13 新谷大樹(桜美林大)
14 真田 一斗(日本大-四国銀行)
15 平石 好伸(東京国際大)
16 國光 瑛人(福井工業大学)
17 高村 和志(神戸学院大)
18 多田 桐吾(関西大-日本生命)
4度甲子園の土を踏み、2回戦の大阪桐蔭戦で9回二死からツーラン本塁打を放つなど強烈な印象を残した岸 潤一郎は拓殖大に進学するも、ケガなどから中退する。その後徳島インディゴソックスに入団し、2018年シーズンは38盗塁を記録して最多盗塁のタイトルを獲得。昨年のドラフトで埼玉西武から8位指名を受けプロの道に進む。
多田 桐吾は関西大を経て社会人の強豪・日本生命に進む。入部1年目はら都市対抗に出場し、日本選手権では1番・二塁としてチームを牽引し、決勝進出に貢献した。
岸とバッテリーを組んだ水野克哉は中部大に進学。在学中、愛知県大学野球選抜を2度経験。1年目の昨シーズンは、伏木海陸運送では1年目から北陸三県社会人選抜に選出された。
岸とともに高校日本代表に選ばれた堅守の遊撃手・安田 孝之は大阪学院大に進み、大学野球で現役を終えている。
1回戦・智弁学園戦で代打3ラン本塁打を放った田中 秀政は天理大に進学。4番として4年春にはリーグ新記録となる18打点を記録した。卒業後はミキハウスに進んだ。
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