及川と同じ匝瑳シニア出身!横芝敬愛・大木稔貴が4回無失点の好投で夏1勝!
春の練習試合 山村国際戦で力投を見せた大木稔貴(横芝敬愛)
及川と同じ匝瑳シニア出身!横芝敬愛・大木稔貴が4回無失点の好投で夏1勝!
横芝敬愛のエース・大木稔貴(なるき)が夏2回戦の東金商戦に先発し、4回無失点の好投。夏1勝をつかんだ。
175センチ82キロとがっしり体型。打っては4番に座り、豪快な打球を見せる。だが、ピッチングの中身は器用な実戦派左腕だ。今永昇太を彷彿とさせる投球フォームから繰り出す常時128キロ~133キロの直球は球速表示以上に勢いがある。またきれいなストレートはなく、カット気味の直球も投げる。変化球は120キロ前後の縦スライダー、110キロ前後のスライダー、100キロ台のカーブを投げ分け、変化球はいずれも低めに決まり、高めに一番力のあるストレートを投げるので、空振りを奪うことができる。ストライク先行のピッチングを心掛け、4回まで被安打3、6奪三振と危なげないピッチングで、夏初戦を終えた。
大木は中学時代、匝瑳シニアに所属。エースは及川雅貴で、2番手は千葉敬愛の140キロ右腕・本宮恒輝で、大木は一塁がメインで3番手投手の立ち位置だった。横芝敬愛に入学してからは球速を大きく伸ばし、最速139キロとした。まだこの試合では7割程度の力だったが、無駄な力みが入っていない投球だった。
大木のもとには必ず及川の情報が耳に届く。このことについて大木は、春の練習試合でこう話してくれたことがある。
「頑張ってほしいですし、僕も刺激になります」
横芝敬愛にとって2年ぶりの夏1勝。緊張がかかる初戦を投げ切った大木は頼もしく見えた。今年はCブロックの佐倉と同ブロック。ノーシードからの逆襲を目指し、上位進出を誓う。
2019年 第101回全国高等学校野球選手権大会千葉大会
■開催期間:2019年7月10~7月25日(予定)
■組み合わせ表【2019年 第101回全国高等学校野球選手権大会千葉大会】
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