【目次】
■将来にむけた土台作り
■長打力をつくりあげたトレーニング
■名門・横浜高校で学んだ休養の必要性
■高いパフォーマンスを維持するために

高いパフォーマンスを維持するために

"ONYONEのウェアーには違和感がないんですよ"

――筒香選手は、色々比較されますが、それについてはいかがですか?ホームランバッターとして、松井秀喜とか、T-岡田とか、中田翔とか。

「筒」 そうですね……。僕は人とは重ならないかなと思っているんで、これからどういう風になりたいというのをしっかり描いて、それになるために何をしないといけないのか。一気に飛び越えようとせずに、段階を踏んで昇って行きたい。

――世間では○○世代とか流行ってますが、筒香選手の世代には、菊池選手とか、今宮選手、秋山選手がいますが、同世代の意識はありますか?

「筒」 ないですね。対戦もしてないですし、自分は本当にやることをしっかりやって、試合になったら、試合前の準備があります。特に今は、2年後、3年後にバリバリ活躍できるように、しっかり土台を作っていかないといけない。しっかり休む時は休んで、疲れが残らないように、体操でカバーできるところはカバーしてやっていけたらと思います。

――道具についてはいかがですか?ウェアーとか、自分のパフォーマンスを発揮するのに、こだわってますか?

「筒」 大事にします。グラブなど、道具はまだ決まっていないですが、自分の良いパフォーマンスができるように、本当に、一番に協力してくれるメーカーさんを使っていきたいです。

――ウェアーは、今来ているONYONEがフィットしているんですか?

「筒」 一番動きやすいんです。もちろん、汗が乾きやすいのがありますけど、ONYONEのウェアーには違和感がないんですよ。気にならないっていうか、汗でびちょびちょになったから気持ち悪いとかがない。

――野球と一緒で感覚的な違いですか?

「筒」 これも、最初の方は分からなかったんですけど、理解できるようになってから良いなぁと思うようになりました。ONYONEを着て、他のウェアー着たら、一番分かるんです。なんか、背中の方が気持ち悪いなぁとか、気になるんです。汗をかいたら、着替えないといけないですし。ONYONEでも、夏場はすごく汗をかくので着替えますけど、枚数は少ないと思います。

――最後にこの1年はどんな年にしたいですか?

「筒」 今年、上に上がることだけがすべてじゃないと思う。これから先につなげていくためにできることを一生懸命、精一杯やって、自分で考えながらやっていきたいと思います。期待をされているのは分かっているので、結果を出さないと申し訳ないと思うんですけど、今年だけがすべてじゃない。これから先のことを考えてやっていくことが大事だと思う。そっちの方を優先して、少しずつでも成長していけたらと思います。


 先日、ある球団のスカウトがふとした時に、筒香の話をしていた。「パワーで打っている選手だね。だから、今、苦労しているんだと思うよ」。この取材を終えた感想からすると、その指摘は正しくはない。筒香には目指したい野球があり、それに向かい、忠実に実行できる強さがあるからだ。

 筒香が、なぜ、あれほどのスラッガーになったのかは、きっと彼が上で活躍するたび、語られるときがくるだろう。その時、また改めて彼が続けてきた「体操」や中学時代から結果を求めずにやってきたことがクローズアップされるに違いない。

 野球界に新しい風を吹き込んでくれる、と筒香の活躍に期待を寄せたい。

(文・インタビュー:氏原 英明)