8月1日から5日に懸けて行われたリポビタンカップ第47回日本リトルシニア日本選手権。今年も各地区を勝ち抜いた32チームが、シニア日本一の座を懸けて熱戦を繰り広げた。
関東地区連盟の代表として出場したリトルシニアの名門・中本牧シニアは、ベスト4に進出して選手の潜在能力の高さを見せたが、中でも特に高い将来性を感じさせたのが4番の小池 祐吏であった。
今回は、そんな小池に試合後インタビューを行い、これまでの歩みやこれからの目標についても語っていただいた。
お父さんと同じチームに行きたいと思い中本牧シニアへ

小池祐吏(中本牧シニア)
小池の良さは、何といっても鋭いスイングだ。スクエアスタンスでしっかりとした間を持った構えから、力強いスイングを見せて鋭い打球を飛ばす。
また守備でもホットコーナーである三塁を任され、右打者の強い打球にも体を張って止める姿勢が非常に頼もしく感じられた。
高校野球でも、強打の内野手としての活躍が期待できる。
リトルシニア日本選手権の準決勝では、3回には先制打を放つなどチームの中心選手としてしっかりと機能し、能力の高さも垣間見せた。
また小池を語る上で欠かせないのが、横浜DeNAベイスターズなどで活躍した小池正晃氏を父に持っていることだ。小池氏もかつては中本牧シニアの主力選手として活躍しており、これで親子二代で中本牧シニアで活躍を見せていることになる。
小池は偉大な父の背中を追いかけ、中本牧シニアへの入団を決めたことも明かした。
「本音を言うと、中本牧シニアと別のチームでで迷っていたのですが、最後はお父さんと同じチームに行きたいなと思って入りました。お父さんとは今でもけっこう野球の話をしますね」

リトルシニア選手権でベスト4に進出した中本牧シニア(小池祐吏は左から2番目)
リトルシニア選手権ではベスト4で敗れたが、小池にはまだジャイアンツカップが残っている。ジャイアンツカップは、父も24年前の大会で優勝を経験しており、小池も親子二代でのジャイアンツカップ優勝を目標に掲げる。
「初戦からボーイズリーグNo.1の京葉ボーイズと当たるので、初戦に勝って勢いをつけてそのまま優勝でまでいきたいと思います。
ジャイアンツカップはお父さんも出場して優勝してるので、活躍できるように、チームに貢献できるように頑張って行きたいと思います」
中学校卒業後は、高校野球で甲子園を目指したいと意気込みを語る小池。
もちろん高校野球でも、親子二代での甲子園優勝が懸かっている。偉大な父の背中を追いかけ、まずは12日から始まるジャイアンツカップの頂点を目指す。
記事=栗崎 祐太朗