News

2019U-18高校日本代表20人の現在地!3割がドライチの最強世代、球界を背負うエース輩出の裏で、習志野、有明出身2人がユニフォームに別れ

2024.02.09


左から飯塚 脩人、佐々木 朗希、浅田 将汰

プロ野球春季キャンプも中盤に入った。実戦形式の練習が徐々に増えはじめ、各選手のアピールは過熱している。一方、アマチュア球界では、大学・社会人の加入選手が各チームから続々と発表されている。
選手たちの新天地での活躍が楽しみなところだが、今回はこの春に社会人1年目を迎える2019年のU-18代表メンバーの現在をチェックしていこう。

20人のメンバーのうち、13人がNPBの世界でプレー。そのうち6人が高卒ドラフト1位指名を受ける超ハイレベルな世代である。
当時から世代NO.1の評価を受けていたのは、ロッテ・佐々木 朗希投手(大船渡出身)。今や日本球界を代表する投手へ順調に育った。
佐々木とともに、WBCで世界一に貢献したオリックス・宮城 大弥投手(興南出身)も同級生。ドジャースに移籍した山本由伸投手(都城出身)に代わる活躍が期待されるシーズンだ。
期待という意味では、ヤクルト・奥川 恭伸投手(星稜出身)も注目が集まる。2021年に9勝を挙げて以降、肘の故障などで思うような成績を残せていなかった。今シーズンのキャンプは1軍でスタートしており、ブルペンでも元気な姿を見せている。復活の1年となるのか。

一方の野手陣も各チームで奮闘している。
高卒ドラ1となったのは中日・石川 昂弥内野手(東邦出身)、横浜DeNA・森 敬斗内野手(桐蔭学園出身)の2人。石川は2023年に規定打席に到達など、徐々に力を付けてきた。一方、森は2023年が9試合に止まり、リベンジをかけた1年となるだろう。

1軍デビューを果たしている巨人・山瀬 慎之助捕手(星稜出身)、広島・韮沢 雄也内野手(花咲徳栄出身)。そしてヤクルト・武岡 龍世内野手(八戸学院光星出身)も石川や森同様に、まだ1軍定着というわけではない。1軍デビューを目指す楽天・水上 桂捕手(明石商出身)、阪神・遠藤 成内野手(東海大相模出身)とともに、2024年を飛躍の1年にしてほしい。

NPBで奮闘する13人を除く7人の現在も見ていこう。
東邦から早稲田大に進んだ熊田 任洋内野手はトヨタ自動車に、智辯学園から近畿大に進んだ坂下 翔馬内野手はパナソニックにそれぞれ加入。名門社会人野球チームでどんな活躍を見せてくれるのか。当時2年生だった東海大・鵜沼 魁斗外野手(東海大相模出身)、明治大・横山 陽樹外野手(作新学院出身)は最終学年を迎える。進路が決まる大事な1年だ。

また、高卒で横浜DeNAに入団した浅田 将汰投手(有明出身)、早稲田大・飯塚 脩人投手(習志野出身)は野球から退いている。

5年前、日の丸を背負った20人がこれからどんな道を歩んでいくのか。今後の活躍も活躍する姿を見せて欲しい。

固定ページ: 1 2

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.03

目指すは世界一!代表候補の座を射止めた6人の逸材たち

2024.05.03

【滋賀】近江、滋賀学園などが夏のシード権をかけた準々決勝へ!<春季県大会>

2024.05.03

【埼玉】春日部共栄の「反撃」なるか、5年ぶりの関東切符狙う<春季県大会>

2024.05.03

【春季埼玉県大会】花咲徳栄、投手陣の底上げに成功!中学時代から注目された左腕コンビの活躍でベスト4へ

2024.05.03

【春季埼玉県大会】山村学園の打線が爆発!エース西川も好投!立教新座を一蹴し準決勝進出!

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.28

【滋賀】滋賀学園、彦根総合が初戦を突破<春季県大会>

2024.04.29

【福井】福井工大福井、丹生、坂井、美方が8強入り<春季県大会>

2024.04.28

【静岡】藤枝明誠、日大三島、浜松開誠館、静岡などが8強入り<春季県大会>

2024.04.29

【春季埼玉県大会】今年の西武台はバランス型!投手陣の完封リレーで初戦突破!

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>