第890回 「思考力×身体能力」でポテンシャルは青天井 マハチ・棚橋一生(篠栗ボーイズ)2019年02月04日

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【目次】
[1]『プレー』で教えてくれる篠栗ボーイズの環境
[2]パワーが課題も「焦らずゆっくり鍛えて欲しい」


 福岡県糟屋郡篠栗町(かすやぐんささぐりまち)の、カブトの森公園野球場で練習を行っている篠栗ボーイズ。チームを率いる本村達也監督は、大学野球の名門・東海大学の出身で、全国の舞台を目指して日々練習に励んでいる。

 そんな篠栗ボーイズには今、無限の可能性を秘めた内野手がいる。それがマハチ・棚橋一生選手だ。アメリカ人とのハーフである棚橋選手は、高い身体能力を活かしてチームの中心選手として活躍しているショートストップだ。169センチ55キロと華奢な体型だが、動画を見ても、抜群の出足からシングルハンドでボールを裁く遊撃守備には惹かれるものがあるはず。今回はそんな棚橋の魅力に迫りつつ、棚橋が目指すショート像について迫った。

『プレー』で教えてくれる篠栗ボーイズの環境



ストレッチを行う棚橋マハチ一生(篠栗ボーイズ)

 棚橋選手が篠栗ボーイズへと入団したのは、本村監督と元々大きな縁があったからだ。東海大五(現:東海大福岡)出身だった元村監督は、棚橋選手の父であるマハチ・ムッツァイさんの高校の教え子であった。幼い頃から本村監督のことも知っていたという棚橋選手は、監督もコーチも若くて優しい篠栗ボーイズの環境に惹かれて入団を決めた。

 入団当初は「先輩方は体も全然違って、凄いなと感じました」と話す棚橋選手だが、本村監督は早くからその能力に驚かされたと話す。
 「入った時から身体能力は違いました。瞬発力があって、ノックを打っていても、そのボールを捕るのかと驚くことが多いです」

 順調に技術と体力を伸ばしていった棚橋選手は、本村監督の期待通りに育ち、現在はチームに欠かせない中心選手となった。50メートル走は6.4秒という、中学生としてはトップレベルの俊足を活かして、1番打者として打線の火付け役を担い、また守備でもショートストップとして、広い守備範囲を武器に相手のチャンスの芽を摘んでいく。



ダッシュを行う棚橋マハチ一生(篠栗ボーイズ)

 棚橋選手がここまで成長できた要因として挙げたのが、篠栗ボーイズの指導スタッフが若く、一緒にプレー出来る環境があることだ。
 篠栗ボーイズには本村監督以外にも、大学まで野球を続けたスタッフが揃っており、20代~30代と年齢も若い。現役時代と大きく変わらないプレーを、すぐ近くで見てきたことで、プレーにおけるイメージが養われていったのだ。

 「篠栗ボーイズに入って良かったと思うことは、指導がとてもわかりやすいことです。指導者も年齢が若い方が多いですし、何より『プレー』で教えてくれるところが一番いいなと思っています」

 また、本村監督は選手としての能力以上に、棚橋選手の地道に努力する姿勢や文武両道を怠らない真面目な性格を評価している。実際に棚橋選手に文武両道への意識を伺うと、高い意欲を口にした。

 「勉強は普段から毎日するようにしていて、成績は5教科で420点くらいです。両親がどちらも教師なので厳しいのですが、高校でも文武両道でやっていきたいと思っています」

【次のページ】 パワーが課題も「焦らずゆっくり鍛えて欲しい」

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プロフィール

マハチ・棚橋一生
マハチ・棚橋一生(まはち・たなはし・いっせい)
  • ポジション:内野手
  • 身長体重:169センチ55キロ
  • タイプ:右投右打
  • 篠栗ボーイズ
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