第871回 上原 忠(沖縄水産)という野球人の生き方【後編】~憧れの師との数奇な運命~2019年01月12日

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【目次】
[1]栽弘義との出会い、指導者としての第一歩
[2]ようやく高校野球の指導者となった上原

 前編では沖縄水産の上原忠監督がどうして監督を目指したのか、そして教員免許取得までの道のりを語ってもらった。後編では実際に教員として採用され、監督として実績を残すまでのプロセスに迫った。

 上原 忠(沖縄水産)という野球人の生き方【前編】~具体的な目標を立て行動した学生時代~

栽弘義との出会い、指導者としての第一歩



沖縄水産の練習風景

 ここからの上原 忠の野球人生が順風満帆かというと、まだそうでもない。

 「採用試験すぐとって、(教員として)中学と高校どこに行かされるか分かんなかったですよ。それで結果的に中学だったんですよ、その時は高校に行けず泣きそうになって」

 野球の神様は、上原に高校野球の指導者にいきなりさせずに中学を経験させることにした。

 しかし中学とはいえ、野球の指導者になったことで、栽 弘義監督と接点が生まれた。これを機に、上原は栽の野球を吸収していくことになる。上原いわく「親分・子分」の関係というが、この師弟関係は長く続いていくことになる。

 「僕は僕なりのやり方ですけども、ベースは裁先生のモノマネから始めて、それからアレンジしていくという感じでした」

 と、この時期に中学生を指導しながらも着実に指導者としての技術を磨いていった。実際に、上原は高校の指導者になるまでに中学を2校回り、その後全国優勝した沖縄尚学のキャプテン比嘉寿光はじめ、多くの有望選手を指導し高校に排出していった。

【次のページ】 ようやく高校野球の指導者となった上原

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プロフィール

上原 忠監督(沖縄水産)
上原 忠監督(沖縄水産)
  •  糸満高校を卒業後、琉球大学に進学し体育科の教員免許を取得。中学校を2校周り、中部商に赴任。
     部長として3年間務めたのち監督に就任すると、1年目で甲子園出場を果たすなどの実績を残す。その後は母校・糸満高校でも監督を務め、現在に至る。
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