目次

[1]来春は勝負強い自分となっていきたい
[2]名立たる先輩方に肩を並べられるように!

 八戸学院光星に久しぶりにプロ注目のショートストップが現れた。その名は武岡 龍世。ヤング徳島ホークス出身で、1年春から多大な期待をかけられ、ベンチ入り。2年夏には甲子園を経験。主将となった今秋の東北大会では決勝戦で本塁打。明治神宮大会では東邦戦で本塁打、高松商戦では2安打を記録した。そんな武岡の素顔とプレースタイルで意識していることに迫った。

来春は勝負強い自分となっていきたい



武岡龍世(八戸学院光星)

 報道陣の前で見せる武岡 龍世は、飾らず、素直に自分が思ったことを話す気さくな青年。その発言はときどき笑いを誘う。だがプレー面で意識していることを聞くと、非常に意識の高さを感じられる選手だ。

 まず今大会初打席となった東邦戦の第1打席。外角球をレフト前ヒット。武岡は「自分が得意とするコースでした。逆方向に打ち返すのは得意なので」と振り返ったが、その後の東邦バッテリーは一転して、内角速球攻め。石川 昂弥が投じる140キロ台のストレートの前に苦しんだが、9回表、真ん中高めに浮いたストレートを逃さず、バックスクリーンへ大会第1号本塁打を放った。武岡は「置きにきたボールを打ててよかったですし、バックスクリーンに打てて、本当(の意味で)打てたと思います」と振り返った。

 そして、高松商の141キロ左腕・香川 卓摩相手にも対応力の高さを発揮した。

 中学時代は3回対戦。今では電話しあう仲で、試合前日にも連絡をかわしたほど。第1打席はスライダーを右前安打、チェンジアップを右前安打と、計2試合で4安打を記録した。対応力の高さは打撃フォームに秘密がある。武岡は両膝を沈めたオープンスタンスで構えるが、これは先輩の長南 佳洋から習ったもの。これにより低めのボールが見極めやすくなった。また、ヘッドが下から出やすい武岡はなるべくヘッドが下がらないよう、打撃練習で修正を重ねた。

 さらに、相手投手、試合状況によって配球を読む。その積み重ねが東北大会では、打率.357、1本塁打、8打点、そして神宮大会では2試合で4安打を記録した。武岡にとって神宮大会での経験は大きなものとなった。

 「やはり球速が速い投手と対戦できたことですね。東邦の石川君は140キロは超えましたし、高松商の香川は左で130キロ後半投げますし。東北大会で左で135キロを投げる投手とも対戦していなかったので、そういう投手と対戦できたのは、大きな経験でした」

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