目次

[1]不完全燃焼だった2年夏まで
[2]ショート経験が「二刀流」飛躍のきっかけに
[3]収穫の秋、明徳義塾戦で知った「次の課題」


秋季大会で好投を続ける大谷拓海投手(中央学院)

ショート経験が「二刀流」飛躍のきっかけに

―― 新チーム立ち上げ当初はショートで練習をやったそうですね。経験して感じたことはありますか?

大谷:ショートは小学校3年生以来でなかなか慣れず。腰高になることもそうですが、味方に対して適切な声掛けなどをする方が大変でした。

―― 逆にショートをしたことで、投手をしていた時に見えなかったことにも気付いたのでは?

大谷:そうですね。僕が投手をやっているときは自分の世界に入り込んで周りが見えていなったんですが、ショートをやったことで、視野もだいぶ広くなりました。

 また、ショートで足の運び方を学んだことで、体重移動もよくなったんです。今まではストレートが垂れたり、お辞儀することが多かったんですけど、キャッチャーミットへ一直線に伸びるストレートを投げることができるようになりました。

―― 8月末には投手に復帰。この時から現在までスリークォーターになっていますが、ここにはどういう意図があるのですか?

大谷:ショートをしていた時、送球が自然とスリークォーターになっていたので、夏休み終盤で投手に復帰してからもオーバースローでなくスリークォーターで腕を振ったら感覚が良かったんです。

 そこで、菅井 聡(投手)コーチに相談し、「腕の振りについては好きな位置で投げていい」とも言われたので、スリークォーターで投げることになりました。

―― 結果、決め球のスライダーにも変化が生じたようですね。

大谷:秋からスリークォーターにしたことで、スライダーはより切れが増して、さらに自信がつきました。

―― 加えてフォークもマスターしたと聞きました。

大谷:以前から投げてはいたのですが、リリースするときに力の入れどころが解ったことが大きいです。

 僕はストレートよりさらに強く腕を振るイメージで、結構深く挟んで投げているんですけど、実際投げていても投げやすさを感じています。

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