【春季関東大会】5回参考ながらノーノー達成!花咲徳栄・上原堆我は春先に苦しんだ制球力磨いて抜群の投球を披露!
<春季関東大会:花咲徳栄10-0日大明誠>◇19日◇2回戦◇高崎市城南野球場
13年ぶりに春季県大会優勝を果たした花咲徳栄。関東大会初戦では、公式戦初先発となった最速148キロ右腕・上原 堆我投手(3年)が、5回参考ながらノーヒットノーランを達成した。
春先は制球力に苦しみ、練習試合から2週間実戦から遠ざかっていた上原。県大会でも「力が入ってしまい、上半身だけで投げていたので乱れてしまった」と、思い通りのパフォーマンスとはならなかった。悔しさを晴らすべく、関東大会までの期間には下半身のうまく使いための練習に時間をかけた。「下半身に意識を置くため、後ろの足を上げず、地面にすったまま投げる練習を取り組んできた。試合中にも練習の投げ方を意識したことで、いい投球に繋がった」と、改善の成果を実感。この日の最速は139キロにとどまったが、ストレートで押す投球が光っていた。
5回2アウトまで一人のランナー許さず、続くバッターもカウント2-2まで追い込んだ。決め球は「左バッターに試したかった」と、春に習得した縦変化のスライダーをこの日初めて投じたが、暴投となり振り逃げで出塁を許す。それでも最後のバッターを三振に切って取り、65球8奪三振で5回参考ながらノーヒットノーランを決めた。
県大会決勝が終わった時点で公式戦初先発を告げられ、「やっときたか」。今後に向けても、「打線が注目されているが、夏までには投手陣の失点を少なくしていきたい」と意気込んでいた。
投打で圧倒し、好スタートを切ったチーム。準々決勝では帝京と対戦する。
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