完成度の高い打撃、集中打は健在!前橋育英が11得点で3年ぶりの関東大会進出!



本塁打を打つ横倉(前橋育英)

<春季群馬県大会:前橋育英11-7桐生第一>◇4日◇準決勝◇高崎城南

 もうひとつの準決勝は健大高崎が不戦勝となり、残りは昨秋優勝の桐生第一と、16年から夏の甲子園出場が続く前橋育英の対決となった。

 前橋育英がさすがの攻撃を見せた。2点を先制された2回表、8番清塚 成捕手(3年)、9番和田 貴一外野手の連続適時打で逆転に成功し、1番横倉 拓実外野手(3年)がライトフェンスを越える本塁打で5対2と突き放す。その後も得点を重ね、17安打11得点と強打で圧倒。7失点を喫したが打ち合いを制して、3年ぶりの関東大会出場を決めた。

 その中で、昨夏の甲子園経験者の横倉の打撃の完成度が明らかに抜けている。スクエアスタンスで構える姿は非常に雰囲気があり、トップを形成してからインパクトに入るまで無駄のないスイングができており、タイミングもしっかりと取れている。2安打目も低めの変化球を拾って中前安打、そして3安打目とあっという間に三塁打とした。

 4番・石川 太陽(ひなた)内野手(3年)はシャープなスイングが光る左の好打者で、捉えた打球のすべてが強い。昨年から遊撃手のレギュラーとして牽引する岡田 啓吾内野手(3年)の安定感抜群の守備は健在。この日もヒット性の打球を阻止するファインプレーを見せた。スイングの強さも出てきており、OBの小川 龍成内野手(ロッテ)の高校時代に匹敵する選手に成長する可能性がある。

 先発投手の岩崎 鈴音(りおん)投手(2年)は、常時130キロ〜135キロの直球と、120キロ前後のスライダーで勝負する。2年生にしてはまずまずの速球を投げる。コントロールの精度など甘さはまだあるが、桐生第一打線と対戦した経験を力に変えていきたい。また3番手として登板した生方碧莞(あい)投手(3年)も躍動感あるフォームから繰り出される常時135キロ〜138キロの速球には威力があり、120キロ中盤のスライダーと、フォークを投げ分け、本塁打を許したが桐生第一の反撃を断ち切った。

 前橋育英の打者はどの選手もスイングが鋭く、インサイドアウトで振れて、タイミングのとり方もしっかりしている。守備も安定感がある。関東大会でも躍進が期待できそうだ。