目次

[1] アメリカで広がりを見せる最先端の技術!
[2] コアを冷やすことにより体内の酵素反応を活性化!

コアを冷やすことにより体内の酵素反応を活性化!

 

「そもそもなぜ体のコアの温度を冷やす必要があるかと言うと、体内でエネルギーを作り出す酵素の働きに関係があります。ATP(アデノシン三リン酸)というのが元気の素であり、筋肉の素でもあるのですが、このATPを作る過程でピルビン酸キナーゼという酵素の働きが関わってきます。

 ピルビン酸キナーゼは40度を超えると反応を止めてしまうんですね。これによりエネルギーが作られなくなり、体が疲れてしまいます。ここで手のひらを冷やすと、冷やされた血液が心臓に戻り、コアの温度がストンと下がるのでまたピルビン酸キナーゼの反応が始まり、ATPが作られるという仕組みです。」



「このグラフに何が書かれているかと言うと、激しい活動をすると深部体温がどんどん上がっていきます。休憩中にも少し上がって、20分経っても下がり切らないんです。例えばサッカー選手が45分間走り回ったあと、20分の休憩の間に深部体温が下がり切らないまま後半戦を迎えるので、後半になるとくたくたになって動けなくなってしまうんです。

 海外の大学でデモンストレーションを見せるときには、10人の選手をA、Bの二つのグループに分けて、30秒間でできるだけ腕立て伏せをしてもらいます。5分間の休憩の間にAグループはコア・コントロールを使い、Bグループは使わない。そしてまた腕立て伏せをやってもらうと、40%くらいパフォーマンスが違ってきます。わずか5分、10分の休憩でもこれを使うと復活するんです。」

着るものを工夫して体温の上昇を防ぐことは有効!

セリスタ株式会社伊藤承正社長       

 体温の上昇を防ぐことの重要性が広まりつつある今、そのトレンドを取り入れたベースボールシャツがあります。それが2月にミズノスポーツから発売された「クールスリーブシャツ」です。ソーラーカット素材という太陽光や熱を通しにくい生地を使い、体感でマイナス3度を実現したクールスリーブシャツについて、伊藤社長にご意見を聞いてみました。

「これは良いと思いますよ!体温の上昇を防げるのですか?それはいいですね。スタンフォード大学の先生の話によると、人の体には皮膚のバリアの機能があって、外から冷やしただけでは冷気は仲間で届かない。恒常性機能によって冷気を浴びた体は体温を上げようとする。

 いずれにせよ皮膚を越えることができないようなんです。エアコンの効いた部屋に5~10分いてもコアの温度は下がり切らないんです。1~2時間いればまた別ですけどね。こちらは体感でマイナス3度ですか、これはもう製品化されているんですか?僕もスポーツをするので、自分で買いたいくらいですね。」

 今回は「体温を下げることでパフォーマンスがアップする」という、今までにない考え方をご紹介することができました。これまでも水分補給、塩分補給、長袖を着て太陽光を防ぐなどの熱さ対策が取られてきましたが、球児のみなさんにぜひとも注目してもらいたい手法です。

体温を下げてパフォーマンスアップにオススメの『ベースボールシャツ』は?
ミズノ クールスリーブ
遮熱素材「ソーラーカット」採用のクールスリーブシャツは、涼しく動きやすいぞ!