目次

[1]辞退を余儀なくされた東邦。連合の活躍も目立つ
[2]交流試合に出場の中京大中京。ドラフト指名選手の活躍にも期待

交流試合に出場の中京大中京。ドラフト指名選手の活躍にも期待



中京大中京・畔柳

 こうして、コロナ禍の厳しい中でも夏季大会は最後まで開催することが出来た。さらには、その後に甲子園で予定されていたセンバツ出場校に与えられていた甲子園交流試合にも中京大中京は出場。

 甲子園でも夏季大会の疲れを見せることなく、強豪智辯学園と好試合を展開。延長タイブレークの末に4対3でサヨナラ勝ち。チームは、新チーム結成以来公式戦28連勝負けなしという形で締めくくった。

 もしセンバツと夏の選手権が予定通りに開催されていたら、ひょっとして快挙を達成していたのではないかと思わせるくらいのチームの充実ぶりだった。

 その中京大中京の新チームは、秋季大会の名古屋市二次トーナメントで星城に敗れた。しかし、その後ノーシードで出場した県大会では初戦で名古屋国際を下し、2回戦で星城に雪辱。準決勝では至学館を下し決勝ではライバル東邦も倒して2年連続優勝を果たした。

 新エースとなった畔柳 亨丞君も全国的に注目される存在となっている。2021年へも期待は広がっていきそうだ。

 なお中京大中京からは、去る10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議で高橋 宏斗君が中日から1位指名、中山 礼都君が読売から3位で指名を受けている。

 ドラフト指名ということで言えば豊橋中央中川 拓真捕手がオリックス5位、享栄上田 洸太朗投手が中日の育成2位として指名されている。それぞれの活躍を期待したい。

(記事:手束 仁