第982回 令和元年秋の四国王者決定戦 混戦に断を打つのはどの学校か?【秋季四国大会・前編】2019年10月20日

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【目次】
[1]<済美(愛媛県1位)、岡豊(高知県2位)、英明(香川県3位)ブロック>
[2]<尽誠学園(香川県1位)、川島(徳島県2位)、新田(愛媛県3位)ブロック>

  2019年10月21日(月)、徳島県徳島市の徳島ワシントンホテルにおいて組み合わせが決まった「令和元年度(第72回)秋季四国地区高等学校野球大会」。10月26日(土)からは徳島県鳴門市のオロナミンC球場と徳島県阿南市のJAアグリあなんスタジアムで熱戦の火ぶたが切られる。

 絶対本命不在、どの試合でも接戦が予想される今大会、果たして混戦に断を打ち、令和初の秋季四国王者に輝くのはどの学校なのか?今回は出場全12チーム主将の一言コメントも紹介しつつ、4ブロックに分けて展望を加えていこう。

■開催期間:2019年10月26日~11月3日(予定)
試合日程・応援メッセージ
トーナメント表
■レポート一覧

<済美(愛媛県1位)、岡豊(高知県2位)、英明(香川県3位)ブロック>



左から川村元春、山田響、田中澪哉、石河大空

打力の済美、英明か?それとも投手力の岡豊か?

 まず1回戦では新人戦優勝の高知商に準決勝・7回コールドで快勝。3年ぶり5度目の出場をつかみ悲願の初甲子園を狙う岡豊と、3位決定戦で四学大香川西から29得点を奪い、8年連続8度目の大会出場切符を得た英明が激突。岡豊は右の川村 元春(2年・右投右打・171センチ67キロ・高知中出身)と左の田中 澪哉(2年・左投左打・176センチ86キロ・安田町立安田中出身)の2本柱が軸。高知県大会では田中が29回を投げ防御率1.86と主戦格に収まった。

 ただ、2年ぶり3度目のセンバツを目指す英明は参加12校中最高となるチーム打率.435。右打者では打率.588の主将・前田 大(2年・遊撃手・右投右打・175センチ60キロ・丸亀市立西中出身)、11打点の住友 勝輝(2年・左翼手・右投右打・177センチ80キロ・丸亀市立飯山中出身)。左打者も打率.643の一塁手・濱垣 夢心(2年・一塁手・右投左打・166センチ76キロ・高松リトルシニア出身)をはじめ穴がない。

 岡豊としては高知県大会打率.278に留まった打線が英明の最速138キロ右腕・石河 大空(1年・右投左打・176センチ80キロ・高松市立古高松中出身)をいかに攻略するかと同時に、2本柱がいかに英明打線の勢いを削ぐかがポイントとなりそうだ。

 また、この勝者を迎え撃つ済美(3年ぶり10度目の出場)は上位打線が強力。愛媛県大会(中予地区予選含む)19打数7安打1本塁打9打点。高校通算29本塁打の3番・山田 響(2年主将・右投右打・170センチ75キロ・新居浜ヤングスワローズ出身)を中心に軒並み大会打率4割以上の好打者が並ぶ。継投策で勝ち上がってきた投手陣の整備がなされれば、準優勝した2013年以来7年ぶり3度目のセンバツが一気に近づいてくる。

主将コメント
済美山田 響(2年・左翼手)
 どの相手が来てもいいような練習はしてきました。優勝してセンバツに出ることを目標にはしていますが、1試合1試合、自分たちの足元をしっかり見てワンプレーワンプレーをこなし目の前の1試合を勝っていきたい。

岡豊阪口 太誠(2年・遊撃手・右投左打・166センチ64キロ・高知市立介良中出身)
 英明は手堅いチームなので、まずは自分たちがミスをしないように。高知県予選同様に耐えて耐えてチャンスを活かす野球をしたい。県大会からレベルは上がるが1試合1試合全力で戦って決勝まで行きたいと思います。

英明前田 大(2年・遊撃手)
 岡豊は高知県大会2位なので強いし、香川県大会のように点は取れない。サインプレーを絡めながら1点ずつを取っていきたい。初戦の入り方が大事になると思うので、先を考えず一戦一戦を集中して戦いたいです。

【次のページ】 <尽誠学園(香川県1位)、川島(徳島県2位)、新田(愛媛県3位)ブロック>

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安樂智大(済美)
英明 【高校別データ】
岡豊 【高校別データ】
高知商 【高校別データ】
川島 【高校別データ】
済美 【高校別データ】
尽誠学園 【高校別データ】
新田 【高校別データ】

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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