目次

[1]県2強の日本文理と中越
[2]日本文理・中越を追いかけるのは、昨秋4強の北越と新潟明訓


Wエースの左腕・新谷 晴と右腕・鈴木 裕太(日本文理)

 

 3月半ばの春の選抜野球大会に始まり、同月末にはプロ野球が開幕。

  

 新潟の高校球児・関係者にとって春の大会は、グラウンドの使えない長い長い“新潟の冬”をどう過ごしたか、その成長度合いを図る意味でいい試金石となる。この春の大会を制し、北信越大会へ駒を進めるのは一体どのチームになるのだろうか。ここでは、昨秋の大会から今春の展望を予想してみたいと思う。

県2強の日本文理と中越

 まず優勝候補筆頭に挙げられるのが、一昨年の秋から県内の公式戦で負けていない日本文理。1年生の頃から主力としてチームをけん引してきたWエース、左腕・新谷 晴(3年)、右腕・鈴木 裕太(3年)が盤石。下半身がよりがっちりし安定感を増した新谷に、昨秋からフォームを改良し球威を増した鈴木。この2人に加え、昨秋は下級生の右腕・南 隼人(2年)が台頭。3人を中心にした県内屈指の投手陣が自慢だ。

 一方打線に目をやると、ここでも鈴木、新谷が中心。1番・米山 滉人(3年)をはじめとする上位打線が塁に出て、中軸に座るパワーのある鈴木、ミートのうまい新谷が還せるかがポイントになりそう。また、こちらも1年の頃からベンチ入りし、周囲の期待も大きいながらその潜在能力を開花しきれていない先川 大智(3年)が、主砲として安定感のある成績を残せれば、チームの得点力は格段にアップするだろう。

 日本文理の対抗は中越だろう。昨秋の県大会でエースナンバーを付けた山本 雅樹(3年)は、140km/hに迫るストレートが武器の本格派右腕。昨秋の決勝で日本文理から八回で12三振を奪う力投を見せた。また昨秋の県大会では背番号11だった左腕・山田 叶夢(3年)は、130km/h台中盤のストレートと変化球を低めに集める投球で、昨秋の準決勝(対新潟明訓)で1失点完投勝利。実力、実績ともに文句のないWエースに加え、下級生にも期待の左腕・菅井 道(2年)がおり、日本文理に負けない投手陣を形成している。

 一方打線は、前チームからの主力だった捕手・小鷹 葵(3年)、遊撃手・坂井 翔太(3年)がチームの中心。1番・長岡 真男(3年)も含め、2番・小鷹、3番・坂井と続く上位打線の破壊力は県内トップクラスといえるだろう。下級生ながら、昨秋レギュラー番号を与えられた、佐藤 旦陽(2年)、小林 洸誠(2年)らの成長も気になるところだ。