負けたら自粛 できるだけ長い春に



村田侑右監督

 秋の大阪大会は1回戦で桜宮に8対1で勝利を収めると、2回戦から4回戦までは3試合連続で11得点と自慢の攻撃力を発揮し、順調に勝ち進んだ。

 5回戦の山田戦も初回に2点を先制したが、「タイムリーエラーをいくつかしてしまったことで、リズムが悪くなってしまった」(村田監督)と守備が乱れて逆転負け。自分たちから試合の流れを手放してしまい、持ち味の打力も発揮することができなかった。

 失策で敗れた反省から、冬場は守備の強化に注力。一球に対するこだわりをこれまで以上に持ち、取れるアウトを確実に取ることを意識づけてきた。

 すると、3月以降の練習試合では強豪校相手にも好ゲームを連発。「大阪でも強い高校や甲子園に出るようなチームにも少ない点数で抑えて、こちらがしっかり打撃をして勝つことができていたので、それは反省が活きたのかなと思います」と話す金山をはじめ、選手たちに自信をもたらす結果となった。

 春季大会に向けて良い流れができつつあったが、4月に入って大阪では新型コロナウイルスの感染者が増加。ちょうど取材に訪れた4月14日に府から部活動の休止要請が出て、大会の開催や出場が危ぶまれる事態となった。選手、指導者ともに動揺が広がってもおかしくないが、村田監督はあくまで目標は夏だと言い切る。

「『どういう状況になるかわからないけど、今をしっかり全力を尽くしてやっていけるように頑張っていこう』ということは日頃から伝えております。もし、春の大会がなくなったとしても夏の大会を目指して勝つことを目指して頑張っていきたいと思います」

 練習前のミーティングでも村田監督はあくまでも最終目標は夏であると選手に説き、気持ちが揺れ動かないように努めていた。

 結果的に大会は開催され、大会期間中の活動は認められることになったが、敗退した瞬間にしばらくの間、活動自粛になることが決まっている。夏に向けて充実した時間を多く過ごすためにも春季大会でなるべく勝ち進んでおきたいところだ。

(取材=馬場 遼)


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