目次

[1]高いモチベーションを維持し続けるための数字の明確化
[2]中身の伴った数字を叩き出すことでケガ防止も図る


 2019年の夏の甲子園出場し、隣県の広島代表・広島商を下すなどベスト16進出。これまでに春夏合わせて3度の甲子園出場実績を持っているのが、岡山学芸館の現在だ。

 今年のチームはプロ注目・仲村 竜がいるなど実力者が揃うチームに仕上がっており、中国地区大会はベスト8まで勝ち進んだ。ここに至るまでにどのような道のりを歩んできたのか。

高いモチベーションを維持し続けるための数字の明確化


 取材当日、学校から離れた瀬戸内グラウンドへ向かうと、選手たちが気持ちよく金属バットを片手にバッティングに打ち込む姿が見えた。隣にあるサブグラウンドでは守備の基本練習に取り組む選手たちもおり、時間を無駄にすることなく有効に使って練習しようとしているのが印象的だ。

 「この冬からオフシーズンも金属バットを使ってバッティングをすることにしました」

 そのように話すのは監督就任3年目となった佐藤貴博監督。2012年に部長としてチーム赴任してから監督となったが、現役時代は仙台育英でプレー。佐々木順一朗氏(現学法石川監督)のもとで指導を受けて準優勝も経験。城西大学進学後も神宮大会を経験するなど様々な経験をされている。

 その佐藤監督が2018年に監督就任してから着手したことは、選手たちの能力を測定する日を増やしたことだ。
 「練習の取り組み方を良くしようと思ったら、1か月後に測定があるとわかれば、選手たちもやる気になって内容の濃い練習が出来ると思うんです。それに数値化してあげることで、平等に選手たちを見て、より具体的に説明して伝えることが出来るようになりますので」

 酒井 尋如主将に話を聞いても「数字はこれまで自分が頑張ってきた成果なので、これまでの努力が目でわかります」と感じつつも、次への目標設定が立てやすいことにメリットを感じている。

 また入学したばかりだが、U12を経験し、夏の独自大会にも出場した攻守のキーマン・宇地原 丈智は「何が足りないのか。何を増やすのか知ることが出来ます」と数値化の効果を実感している。

 ただトレーニングに関しては違う。数字を出すのではなく、中身の伴った結果を出せるように佐藤監督は考えながら指導にあたっている。

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