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[1]岡本は巨人の4番を担っていくものがあった
[2]数少ないチャンスをものにした岡本がこのドラフトを成功させた

[1]岡本は巨人の4番を担っていくものがあった
[2]数少ないチャンスをものにした岡本がこのドラフトを成功させた

数少ないチャンスをものにした岡本がこのドラフトを成功させた



三井康浩さん

 当時の巨人の主力野手を振り返ると、当時34歳の村田 修一東福岡出身)、33歳の阿部慎之助(安田学園出身)。まだ26歳の坂本 勇人光星学院出身)がいたとはいえ、野手陣の高齢化は明らかで、世代交代は大きな課題だった。
 こうした編成を見ていくと、岡本はドンピシャの選手だった。

 また当時の山下哲治スカウト部長の強い推薦もあった。
「当時の山下スカウト部長が『この子が絶対だ』と言うので信じまして。1位のリストアップには最初から入っていましたし、絞り込んでいっても編成と踏まえても「当てはまりそう」ということで、全員で話し合って岡本になったんです。
 素材的にも最初から1位になるようなものがあって、編成との兼ね合いを見ても1位になりました」

 岡本は入団4年目に素質を開花させ、打率3割、30本、100打点を達成し、今では巨人に欠かせないスラッガーとなった。まさに球団の期待通りの成長を見せたが、三井さんは「岡本の台頭は早いほうだけど、時間はかかった」と語る。

 巨人はチャンスが少ない。入団3年目まで我慢強く育てようと思わせるまでの結果を残せていなかった。しかし4年目には開幕シリーズから結果を残し、高橋由伸監督が不振でも起用し続けた。岡本は不振を乗り越え、一回り成長することができた。

 改めて『2014年ドラフト1位 岡本和真』 は巨人の運命を変える大きな指名だった。そういえるのは、岡本の努力、そして岡本の才能を信じ続けた当時の首脳陣の心意気があったからこそだといえる。

(記事=河嶋 宗一

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