第135回 2017年のドラフトの指名選手の出身校で最も多いのはあの3チーム!2017年10月28日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

左から西巻賢二選手、田中俊太選手、西川愛也選手。田中選手の写真は高校時代

 2017年のドラフト会議は清宮 幸太郎の7球団の競合もあり、大きく盛り上がったドラフトとなった。今回も指名選手の出身高校の調べて、どの学校が多く輩出しているのか、洗い出してみた。一番多く輩出している学校は花咲徳栄東海大相模仙台育英の3校はプロの世界へ3名輩出していた。

花咲徳栄
清水 達也西川 愛也楠本 泰史(東北福祉大)
の3人が指名された。花咲徳栄は、一昨年1名、昨年は2名、今年は3名と、計6人をプロの世界に輩出している。来年はスラッガー・野村 佑希も、志望届けを出せば指名される可能性は高く、4年間で7名は確定的。花咲徳栄は、まさに上昇気流を迎えている学校であるが、勝つことにも徹底しているが、個人の味を消さず、ポテンシャルを伸ばすことにもたけたチーム。現代の野球人に合った指導がなされており、甲子園にも、プロにも行きたい選手は今後集まりそうだ。

東海大相模
大城 卓三(NTT西日本)、田中 俊太(日立製作所)、菅野 剛士(日立製作所)
高校からの即プロはいなかったが、社会人でプレーしている3人が指名されたが、大城は、2010年夏甲子園準優勝。一二三 慎太とバッテリーを組んだキャッチャーだ。そして、田中 俊太田中 広輔の弟。兄弟でプレーすることになる。菅野は2011年春優勝のメンバー。明大では、六大学最多の二塁打を達成、社会人では都市対抗で若獅子賞を受賞するなど、社会人屈指のバッターとして活躍を見せた。2010年‐2011年の東海大相模の優勝メンバーは、育成枠を含め、5人がプロ入り。改めて強く、選手の力量も高いチームだった。花咲徳栄と比べると、一二三以外は野手。攻守ともに厳しく叩き込まれ、完成度の高い野手が多い。プロではどういう成長曲線を描くのか、楽しみだ。

仙台育英
馬場 皐輔熊谷 敬宥西巻 賢二
155キロ右腕の馬場が阪神1位指名、高校、大学で日本代表となった熊谷が阪神3位指名。2人は高校時代、春夏甲子園出場しており、大学を経て、再びプロではチームメイトとして戦うこととなったのだ。2人は上林 誠知と同期。改めて優秀な世代だった。仙台育英は奇数年の年にプロ選手が生まれる傾向があり、2007年、佐藤由規、2010年には佐藤 貴規、木村がプロ入りしたが、それ以降は前述した上林世代、2015年の平沢 大河佐藤 世那、そして今年はU-18代表の西巻 賢二が楽天から指名を受けた。これはなかなか面白い傾向で、奇数年の仙台育英は見逃せない。

 以上だが、2名指名されているのは、履正社広陵桐蔭学園秀岳館星稜の5チームだった。広陵は、毎年のように高校、もしくは大学・社会人でプレーする選手が指名されるが、広陵は生活面の指導を徹底する。広陵出身の選手を取材すると、意識の高さを随所に感じられる。そういうところが、大学・社会人でプレーできるきっかけとなっているだろう。またプロ輩出するチームといえば、大阪桐蔭。今年も山足 達也が指名された。来年は根尾 昂を中心に逸材がそろい、多数の指名が予想され、また全国優勝した世代が最上級生を迎える。またここからプロ入り選手が生まれるのか。来年はどの出身校が多くなるのか、注目したい。

注目記事
プロ野球ドラフト会議2017特設サイト

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第22回 俳優・吉村卓也が紹介!ズバリ!!2019年に活躍が期待される1、2年生!【俳優・吉村卓也連載コラム!スターを見つけ出せ!】
第14回 東京城南ボーイズ(東京)選手の伸びしろを考え高校での活躍を優先する【ネクスト球児~中学野球チーム訪問~】
第818回 奥川、武岡、西原…平成最後の神宮大会で躍動した逸材たち【大会展望・総括コラム】
第817回 平成最後の神宮大会を総括 出場10チームの収穫と課題とは【大会展望・総括コラム】
第837回 野村佑希も認めるクラッチヒッター・井上朋也(花咲徳栄)3年間で師匠を超える! 【2018年インタビュー】
札幌大谷vs星稜【2018年 第49回明治神宮野球大会】
第815回 史上3校目の選抜連覇を達成!大阪桐蔭の1年間の軌跡「手探りの秋、逞しさが出た選抜」【前編】【大会展望・総括コラム】
星稜vs高松商【2018年 第49回明治神宮野球大会】
星稜vs広陵【2018年 第49回明治神宮野球大会】
第828回 目指すは山田哲人!星稜4番・内山壮真が意識する日本一への覚悟 【2018年インタビュー】
第820回 まさかの日本代表選出から始まった超一流投手への道 森下暢仁(明治大) 【2018年インタビュー】
第817回 3年連続の聖地へ!目指すは全国区のショートストップ!韮澤雄也(花咲徳栄)の決意 【2018年インタビュー】
龍谷大平安vs履正社【2018年秋の大会 平成30年度秋季近畿地区高等学校野球大会】
第805回 近畿大会ナンバーワン左腕へ!辛苦を乗り越えた清水大成(履正社) 【2018年インタビュー】
履正社vs福知山成美【2018年秋の大会 平成30年度秋季近畿地区高等学校野球大会】
秀岳館 【高校別データ】
星稜 【高校別データ】
仙台育英 【高校別データ】
東海大相模 【高校別データ】
花咲徳栄 【高校別データ】
履正社 【高校別データ】

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム