第2回 徳島県高校野球3大ニュース:「振興・復活・創造」への胎動2019年12月30日
[1]1.春の21世紀枠・富岡西健闘が夏・鳴門の甲子園1勝へ
[2]2.鳴門出身・河野 竜生(JFE西日本)12年ぶりの「徳島県人ドラフト1位」!
[3]3.動き出した「徳島県野球振興・復活・創造策」

富岡西・浮橋 幸太(3年)
[2]2.鳴門出身・河野 竜生(JFE西日本)12年ぶりの「徳島県人ドラフト1位」!
[3]3.動き出した「徳島県野球振興・復活・創造策」
四国担当ライター・寺下友徳氏が四国各県を三大ニュースで総括!今回は徳島県を総括いたします。
春の21世紀枠・富岡西健闘が夏・鳴門の甲子園1勝へ

富岡西・浮橋 幸太(3年)
前年秋季四国大会ベスト4の実力と「野球のまち阿南」の取り組みを評価され21世紀枠で春夏通じて初甲子園となるセンバツ出場を果たした富岡西。優勝した東邦(愛知)に初戦で敗れたものの、彼らにとってもう1つのチーム特性である「ノーサイン野球」を押し立てた内容は浮橋 幸太(3年)の好投もあり1対3の接戦に。
「富岡西を超えないと、浮橋を打たないと甲子園には行けない」。その後の春季四国大会でも準優勝を果たし第1シードを確固たるものとした富岡西に対し、ライバル校も強化のハードルを上げたことが富岡西を徳島大会決勝戦で破った夏の代表校・鳴門の甲子園1勝につながった。
なお、高校通算31本塁打をマークした鳴門の左スラッガー・浦 和博(3年)は法政大への進学がすでに内定済。全国で爪あとを残した両校のみならず「全国勝利」を目指した徳島県球児が進む「その先の物語」を楽しみにしたい。
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- 寺下 友徳
- 生年月日:1971年12月17日
- 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
- ■ 経歴
國學院大學久我山高→亜細亜大。
幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。 - ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
- ■ 執筆実績
web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。
さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。 - ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita