第80回 ライバルがいたからこそ成長できた!中高一貫の強みを活かす大分(大分)【中編】2019年07月30日

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[1]ライバルがいたからこそ成長できた!
[2]強さの秘密は大分中シニア・中学から一貫指導

 前編に続き、エース・長尾 凌我、プロ注目の捕手・江川 侑斗、大型二塁手・足立 駿(すぐる)、三塁手・飯塚 和茂、中堅・小手川 巧に、大分で野球を通して学べた2年半について話してもらいました。

前編はこちら!
選抜出場校大分、夏の敗戦に何を感じたのか?【前編】

<メンバー>
長尾 凌我(3年) 投手
江川 侑斗(3年) 捕手
足立 駿(3年) 二塁手
飯塚 和茂(3年) 三塁手
小手川 巧(3年) 外野手

ライバルがいたからこそ成長できた!



左から、飯塚和茂、足立駿

――この高校生活2年半はどんな期間だった?

飯塚和茂: 2年半は、正直言って今まで野球してきた中で一番もどかしい時間でした。結果も出なかったですし、チームとしても中学校の頃に思い描いていた通りの成績は全く出せてなくて、中学ときは、九州大会でも常に上位に入っていたので、高校に入るまでは甲子園は3回はいけると正直、簡単に考えていました。1年の夏に経験した時に甲子園はそんなに甘くないと言うか、今までの考えでは駄目だと思って、そっからより野球に注ぐと言うか、野球以外のことをあまりせずに、野球を中心ですると言うか、そういう風になったんで。2年半の成長としては、野球の考え方というか、怖さもわかったので、楽観的な考え方というのはなくなりました。

 野球の見方では、昔は「こいつ飛ばすな」とか「(球が)早いな」でしか見てなかったんですけども、高校に入ってから、廣瀬先生(廣瀬茂部長)もよく言うんですけども「いいピッチャーは、速いだけでなくて勝たせることが出来る」とよく言ってたりしてたので、良いピッチャー見た時に前は球速とかにしか見てなかったんですけども、今はフィールディングとかそういうのも見れるようになったんで、そういうところも成長できたのかなと思います。

足立駿:人間が変われたと思います。

 物事を客観的に見れるようになったというのは思います。例えばチームの練習中とかも、もし外から見てる人がいたらどういう感じなんだろうとか、試合中とかも今の自分の行動を周りから見たらどうなんだろうとかを考えながらできるようになってきたのかなというのは思います。



左から、江川侑斗、長尾凌我

江川侑斗: 自分は大分中学から高校に入ってきたので、いろんなところから集まってきた選手に負けたくなくて。自分は代表(中学時代にシニア全国代表)にも選ばれて。高校に入って、すごい人も高校から(大分に)入ってきて、そういう人たちに負けたくなかったです。ライバルがいて、その中で競争しながらレベルアップできたので、一緒に競ってくれた仲間がいて成長できた期間でした。やっぱりライバルがいないと井の中の蛙ではないですけど、だから競える仲間がいたことはレベルアップを維持する上で良かったです。

長尾凌我: 自分は高校上がってきた時に、周りのメンバーを見たときに自分がベンチに入るのは、やばいなあというのはあって。正直自分はスピードもないですし、今頑張っておかないと、そういう人たちが、もし1年の秋とかなって、絶対に投げれるような力を持った人たちだと思っていたので、そういう人が、どんどん試合で投げてしまったら置いてかれるなというのはずっと思っていました。じゃあ入った時から そういう人たちには負けないという思いでずっとやってきて、そして1年の秋から背番号をつけさせてもらって、2年になってからはエースナンバーをつけさせてもらったんですけども、

 そう言った中で、(江川)侑斗とは小学校からやって来てバッテリー組んできて、そういうたちとか、やっぱり中学ときもずっとエースでやるしてもらってたんですけども、中学からやってきた人たちや、高校から一緒にやってきた人たちを信頼していたし、そういう人から信頼されていて。

 情けないことに終わってから気付いたんですけども、夏が終わって悔しがっている時にそういう人たちからも色々と声をかけてもらって 「お前で負けたんだから後悔ない」という言葉を聞いた時に、自分が信頼していただけじゃなくてみんなが信頼してくれたんだなということに気づいたんで、それは2年半だけじゃなくて、小学校から中学校から積み上げてきたものなので、そういう信頼というのは積み上げてくるには時間がかかるんだなと思ったし、結果的には負けてしまったんですけど、自分なり頑張った2年半で、そういうのを皆見てくれて、最後自分に託すようなとこまで、きたんだなぁと思えました。そういうのはちょっと嬉しかったですけど、半分申し訳ないなぁというのはあるんですけど。やっぱり信頼を築き上げた2年半だったんじゃないかなと思います。

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