第32回 大阪桐蔭・西谷監督が川端晃希の「野球ノート」に刻んだ言葉2019年02月06日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]「都市対抗4番打者」25歳で独立リーグを選んだ理由
[2]「フェアプレー精神」こそが全てのの源

大阪桐蔭・西谷監督が「野球ノート」に刻んだ言葉

 2007年2月に首都圏から居を四国地区に移し12年目。「さすらいの四国探題」の異名を背に四国球界でのホットな話題や、文化的お話、さらに風光明媚な写真なども交え、四国の「今」をお伝えしている寺下友徳氏のコラム「四国発」。

 第33回では2月1日に合同自主トレーニング初日を迎えた四国アイランドリーグplus所属「徳島インディゴソックス」の話題。25歳にしてJFE東日本から新入団した川端 晃希捕手が明かしてくれた大阪桐蔭時代のエピソードについて話を進めます。

「都市対抗4番打者」25歳で独立リーグを選んだ理由



笑顔を見せる川端晃希選手

 川端 晃希(かわばた・こうき)。1993年10月5日生まれ・178センチ85キロ・右投げ右打。これまでは大阪桐蔭・同志社大といった名門で主軸・正捕手。大学では最終学年で主将を務め、2016年のJFE東日本入社後も2017年の都市対抗ではHondaの補強選手として「4番・指名打者」として7打数2安打1打点。これまでドラフト指名こそなかったものの、強肩強打の右打捕手として同世代のトップランナー的存在でした。

 そんな彼は2018年・ユニフォームを「JFEの24番」から「TOKUSHIMAの26番」へ。そうです、四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスへの電撃入団を果たしました。しかも一度は野球から離れる決意を固め「1か月半はサラリーマン生活をしていた」にもかかわらずです。

 「今年一年、我武者羅にNPBはもちろん、リーグ優勝してその先の夢に向かってがんばります。打てる捕手に加えて『勝てる捕手』を見つめて優勝を目指していきます」

 1月31日に徳島県藍住町の「ゆめタウン徳島」で行われた「2019年 徳島インディゴソックス 新入団選手記者会見」ではこのように決意を述べた川端捕手。しかし、都市対抗で4番打者を張った男が、独立リーグに足を踏み入れるには必ず他の強い理由があるはずです。

 実は、川端 晃希選手が捕手をはじめたのは高校時代・大阪桐蔭入学後からでした。15歳からスタートし「高校の監督は(捕手出身の)西谷 浩一先生。大学でも社会人(松下電器<現:パナソニック>でも捕手をされていた渋谷 卓弥さんが監督でしたし、社会人でも中野(大地)さん<2017年で引退>や土屋(遼太)さんと先輩には恵まれていた」11年間。その中でも特に今でも心のよりどころとしているのは「大阪桐蔭時代の野球ノート」と彼は話します。ではいったい、その当時はどういったキャッチボールが行われていたのでしょうか?

【次のページ】  西谷監督に教えられた「向上心」胸に四国での闘いへ

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第967回 秋季高知県大会を展望  「高知県の2019秋」は四国大会も見据え混戦模様【大会展望・総括コラム】
第949回 第101回全国高等学校野球選手権高知大会総括  森木 大智が蒔いた「熱闘」の種【大会展望・総括コラム】
第40回 高松商(香川)【23年ぶり20回目】【第101回全国高等学校野球選手権大会 チーム紹介】
第21回 鳴門高等学校(徳島)【2年連続13度目】【第101回全国高等学校野球選手権大会 チーム紹介】
第223回 森木、笹倉、徳丸など地方大会で躍動した23名のスーパー1年生たち【ドラフト特集コラム】
高知vs高知商【高知県 2019年夏の大会 第101回選手権高知大会】
高知vs高知東【高知県 2019年夏の大会 第101回選手権高知大会】
第1023回 「最速150キロ1年生・エースナンバーでの『脱力宣言』」 森木 大智(高知) 【2019年インタビュー】
高知東vs高知高専【高知県 2019年夏の大会 第101回選手権高知大会】
高知vs安芸【高知県 2019年夏の大会 第101回選手権高知大会】
高知商vs高知東【高知県 2019年 第72回高知県高等学校体育大会】
第956回 刺激を受けて、子供たちに刺激を与える選手に 森木大智(高知)【後編】 【2019年インタビュー】
第953回 課題を見つけて、成長するスーパールーキー・森木大智(高知)【前編】 【2019年インタビュー】
四国発
今治北 【高校別データ】
愛媛大附 【高校別データ】
池田 【高校別データ】
高知商 【高校別データ】
香川 【高校別データ】
笠田 【高校別データ】
海南 【高校別データ】
高知工 【高校別データ】
高知農 【高校別データ】
高知東 【高校別データ】
高知東工 【高校別データ】
高知 【高校別データ】
高知海洋・高知丸の内・室戸 【高校別データ】
高知海洋・高岡・高知丸の内・室戸 【高校別データ】
高知丸の内・室戸 【高校別データ】
小松 【高校別データ】
清水 【高校別データ】
城西 【高校別データ】
城東 【高校別データ】
城南 【高校別データ】
城ノ内 【高校別データ】
城北 【高校別データ】
宿毛 【高校別データ】
西条農 【高校別データ】
四学大香川西 【高校別データ】
城山 【高校別データ】
須崎工・高知丸の内・室戸 【高校別データ】
藤井学園寒川 【高校別データ】
高岡 【高校別データ】
徳島工 【高校別データ】
徳島商 【高校別データ】
徳島東工 【高校別データ】
高松 【高校別データ】
津島 【高校別データ】
那賀 【高校別データ】
中村 【高校別データ】
鳴門 【高校別データ】
長浜 【高校別データ】
飯山 【高校別データ】
藤井 【高校別データ】
北条 【高校別データ】
丸の内 【高校別データ】
三木 【高校別データ】
三島 【高校別データ】
吉田 【高校別データ】

コメントを投稿する

プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム