中学硬式野球の強豪・東京城南ボーイズからは、今年も多くの逸材が巣立っていく。春季全国大会に2年ぶり12回目の出場を果たしたが、横浜に進んだ金井 慎之介(3年)、杉山 遙希(1年)、山崎 隆之介(1年)が激戦区・神奈川大会を勝ち上がり夏の甲子園出場を果たすなど、多くのOBが高校野球の舞台でも活躍中だ。

 さらに、今年のドラフトでは昌平に進んだ高校通算56本塁打を誇る吉野 創士(3年)が楽天に1位指名を受けるなど、東京城南ボーイズにとって躍進の1年となった。

 そんな東京城南ボーイズの今年のチームは、NPBジュニア経験者やU-12日本代表、そして元プロ野球選手を父にもつ選手など、入団時からポテンシャルを秘めた選手が多く、「投手陣、野手陣共にバランスがよく、180センチを超える選手が打線に並ぶ『大型チーム』だった」と大枝茂明監督は語る。

 ドラフト1位でプロの世界へ進む、吉野選手の背中を追いかける後輩たちは、どんな選手がいるのだろうか。今回は来春から高校野球の舞台へ進む3年生をピックアップして紹介したい。

180センチ以上が並ぶ大型打線だった


 4番を務めた林 幸介選手は、185センチ、78キロとがっちりとした体格で通算17本塁打を記録したスラッガーだ。小学生の頃は宮内子ども会野球部(神奈川)でプレー。小学6年生の頃は「横浜DeNAベイスターズジュニア」に選出されNPBジュニアトーナメントに出場した。持ち味はなんといってもその体格を活かした長打力で、球を遠くまで飛ばす力はチームNo.1だ。「1年生からベンチに入るくらいの強い気持ちで城南ボーイズの同期のみんなに負けないように、日々努力していく」と鼻息を荒くする。高校野球の舞台でも先輩たちのように、全国区の選手に成長してほしい。

 主に1番に入った飛田 優悟選手は、小学生のころ、南加瀬越路少年野球部(神奈川)で主将を務めた。自身の持ち味は「足が速いところ」と語り、50メートル走は6.4秒の俊足で出塁率はチームトップクラスだ。高校野球では「自分の持ち味を活かしてチームに貢献できる選手になりたい」と力強く語る。高校野球の舞台でも俊足巧打の選手として活躍を期待したい。

 大枝監督も入団当初から一目置いていたのが矢野 丈太郎選手だ。巨人、日本ハムで活躍し現在は日本ハムのファーム打撃コーチを務める矢野 謙次さんを父にもつ矢野は、眩しい笑顔からもお父さんの面影を感じる。

 小学生の頃は市ヶ尾シャークス(神奈川)でプレー。小学6年生の頃は「横浜DeNAベイスターズジュニア」に選出された。打線では1、2番を務め自身の最大の持ち味は50メートル6.2秒の「足の速さ」と語る。

 目指す選手像は「走力も活かして長打も打てる選手」という。「体が大きくなるにつれてパワーもついてきて球を飛ばせるようになしました」と181センチ、84キロとすでに父の身長を超えており、俊足でパンチ力も兼ね備えたプレースタイルは父親譲りのようだ。

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