目次

[1]応援歌のほとんどがオリジナル曲!
[2]紅陵の野球応援の魅力とは?!
[3]2017年の新曲あり!人気のオリジナル曲を紹介

応援歌のほとんどがオリジナル曲!

 今夏の千葉大会では、4回戦で夏準優勝の習志野4対2で惜しくも破れた拓大紅陵。相手は吹奏楽部も名門の習志野ということもあり、野球応援対決としても試合前から大きな注目を集めていた。今回は、そんな拓大紅陵吹奏楽部にお話を伺った。

 拓大紅陵の野球応援といえば、ほとんどオリジナルの曲を使用していることで有名。特に人気が高い「チャンス紅陵」は、千葉県内だけではく、全国でも多くの高校が演奏している。しかし、実はこの曲が拓大紅陵のオリジナル曲だったということを知らずに演奏している学校は意外と多い。33年間、拓大紅陵の教師を勤める吹奏楽顧問の吹田 正人氏はこう語る。

「うちの応援歌を演奏してくださっているのを、私もよく耳にします。中には、この曲を使わせてくださいと、県外の学校から連絡が来ることもあります。私が作った曲が、多くの人たちに気に入ってもらえるのは本当に嬉しいことですね」

 実は、拓大紅陵のオリジナル曲というのは、全て吹田氏が作曲したもの。毎年新しい曲を作り、1曲追加するのが恒例になっているが、これまでに作曲した曲を合わせると、その数はなんと35、36曲にも及ぶ。

 吹田氏が曲を作り始めたきっかけは、当時の野球部監督であり、昨年侍ジャパンU-18代表の監督も務めた小枝 守氏からの一言から始まった。

「小枝元監督に、曲は作れるかと聞かれたんです。この曲を聴いたら紅陵だとわかってもらえるような曲を作ってほしいという話をされまして、そこからオリジナル曲を作るようになりました」

 当時の野球応援は、現在のようにバリエーションが豊かではなかった。どこの学校も同じ曲を演奏していたため、野球応援で目立つ学校はいなかった。しかし、そんな中でこの曲は紅陵だとわかる曲ができれば、生徒たちにとっても誇りになるし、プライドを持つことができる。そう考えた吹田氏は、応援を通じて仲間との一体感やプライドを生徒たちが持てるように、教育の一環としてもオリジナル曲を作り続けることを決意した。

 基本的には毎年新曲が加わるが、どの曲も大好評。生徒たちだけではなく野球ファンも毎年楽しみにしているほどである。これまでに作られた歴史ある応援歌はもちろん、今後の吹田氏の新作にも注目だ。

次ページでは、部長の安永 涼乃さん、副部長の保浦 七彩さん、応援担当のビドイア 明美さんにお話を伺います!

このページのトップへ