第2回 指導歴30年以上の西野 幸雄監督(川崎北)が語る「記憶に残る三塁コーチャー」2016年03月20日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】(ページ下部のフォトギャラリーもチェック!)
[1]西野幸雄監督が語る一流の控え選手
[2]三塁コーチャーは、監督の生き写しであってほしい

 昨今は、神奈川県内で強豪私学勢と肩を並べて結果を残す県立川崎北昨秋の神奈川県大会ではベスト8入りを果たした。その川崎北を牽引するベテラン・西野 幸雄監督。西野監督は、桐蔭学園から日体大を経て、2年間は桐蔭学園でコーチを経験。その後、神奈川県の採用試験に通り、体育科教員として上溝に赴任した。当初は野球部員は人数がぎりぎりということもあり、女子バレーボール部との兼任で野球部を指導していた。

 その後は、霧が丘に異動して10年、さらに神奈川工で14年間指導し、04年夏には神奈川大会決勝にまで導いている。毎年部員が100人以上となる大所帯となっていた神奈川工時代には、練習試合用のユニフォームには、全員に背番号をつけさせ、選手名簿も配布して、訪れる人には名前で選手を読んで応援できるように配慮するなど工夫を凝らした。
「部員には、全員それぞれ役割分担があるのだ」という考えに基づいた指導をモットーとしている。13年からは川崎北に赴任。着々と力のあるチームを作り続けている。

西野 幸雄監督が語る一流の控え選手

神奈川工時代を思い出して語る西野 幸雄監督(県立川崎北高等学校)

 これは、ボクは今も常々言っているのですけれども、部員が多くいれば、それぞれみんなの役割分担があるということです。そして、自分の役割分担をしっかり理解している選手が、チームにとっては必要な存在だということになるんですね。その中でも三塁コーチャーというのは、大きな役割だと思っています。ボクは選手たちにも常々言っています。

「サードコーチャーは10番目のボジションなんだぞ」

 それだけ大事な役割だということです。
夏にベスト8に進めたときだったですね、三塁コーチャー専属として中平という選手を置いたんですよ。最初は、それほど気にはしていなかったんですけれども、大事なところでの判断がほとんどボクと変わらないんですよ。イニングとスコア(得点差)とをしっかりと考えて、打球判断で、勝負するか止めるかというところになるのですけれども、その判断は素晴らしかったですよ。

 そして初めてボクも気がついたんですね。
「ああ、こういう選手はチームとしては必ず必要なんだなぁ」
それからですね、三塁コーチャーを意識して固定していこうという考えになったのは…。すると、丁度決勝まで進出できた時でした。今は三菱日立パワーシステムでマネージャーをやっている森脇 慶太という捕手がいた時ですね。その時には上滝という三塁コーチャーを固定していました。これも素晴らしかったですね。


■注目動画
「いつか、僕と戦うかもしれないライバルへ。」
「生きる道は、どこだ。」

このページのトップへ

【次のページ】 三塁コーチャーは、監督の生き写しであってほしい

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
川崎北vs横須賀大津【神奈川県 2019年春の大会 神奈川県春季大会】
第870回 今年の神奈川はシード権をかけた3回戦に注目!序盤から見逃せない!【大会展望・総括コラム】
第702回 【北神奈川展望】北神奈川は序盤から好カードが続出!各ブロックの見どころを紹介!【大会展望・総括コラム】
第60回 横浜と東海大相模の2強を桐光学園と慶應義塾が追い平塚学園、横浜隼人等も追随【神奈川・2018年度版】【47都道府県 高校野球勢力図の変化】
東海大相模vs川崎北【神奈川県 2017年夏の大会 第99回選手権神奈川大会】
橘vs川崎北【神奈川県 2016年秋の大会 神奈川県大会 地区予選】
第323回 【神奈川展望】神奈川大会組み合わせ決定!激戦のブロック、強豪校の戦いを徹底分析!【大会展望・総括コラム】
第311回 【神奈川展望】横浜、東海大相模の二強に待ったをかけるのは?神奈川の有力校を紹介!【大会展望・総括コラム】
慶應義塾vs川崎北【神奈川県 2016年春の大会 神奈川県春季大会】
川崎北vs柏陽【神奈川県 2016年春の大会 神奈川県春季大会】
第256回 石川ミリオンスターズ 吉田 えり投手インタビュー【後編】「ナックルボーラーの険しさは高い山に登るに等しい」 【2015年インタビュー】
第255回 石川ミリオンスターズ 吉田 えり投手インタビュー【前編】「究極のナックルボーラーになるきっかけ」 【2015年インタビュー】
川崎北 【高校別データ】

コメントを投稿する

プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
  • ■ 手束仁 Official HP:熱中!甲子園
  • ■ 講演依頼はこちら
    講演・セミナー依頼受付中

ベースボールファン
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム