第62回 正捕手に定着した梅野隆太郎選手(阪神)へのメッセージ 恩師が今、思いを語る【後編】2019年05月15日

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【目次】
[1]起用法で頭を悩ませた高校時代
[2]「打てるキャッチャー」よりも「勝てるキャッチャー」に

 阪神タイガーズの正捕手に定着し、攻守にわたって活躍を見せている梅野 隆太郎選手。昨年は、自身キャリアハイの成績を残し、球団としては2010年の城島健司選手以来となる、捕手部門のゴールデングラブ賞も受賞した。

 今回は、福岡工大城東時代の恩師・杉山繁俊監督(現東海大福岡)の言葉から、そのルーツを探る。後編では、高校時代の成長過程や現在の梅野選手への思いも語っていただいた。

起用法で頭を悩ませた高校時代



梅野選手の恩師である杉山繁俊監督(現東海大福岡)

 数ある誘いの中から福岡工大城東を選んでくれた梅野ですが、早くにお母様を亡くされた境遇もあってか、本当にしっかりしたいい子でした。
 プロ野球選手になるという明確な目標があり、高いハングリー精神も持っています。体はそんなに大きくはなかったのですが、「キン肉マン」で体に非常に力のある選手でした。

 当然、早くからの活躍を期待していたのですが、入学してしばらく経つと、ある悩ましい問題が出てきました。

 梅野の1学年上には、尾嶋 祐輔(現明治安田生命)という選手がいたのですが、この尾嶋がまた良いキャッチャーだったんですよ。
 梅野をコンバートさせるのももったいないですし、どちらもクリーンナップを任せられるだけの打撃も持っている。尾嶋にサードをやらせたこともありましたが、どうもしっくりこないようで。本当に頭を悩ませました。

 結局、当時の3年生エースにキャッチャーは誰がいいか聞くと、彼は尾嶋を希望しました。梅野には、3年生が引退するまでは外野を守ってもらい、新チームから正捕手としてマスクを被るようになりました。

 今思えば、梅野が高校からプロに行けなかったのは、2年時から正捕手としてマスクを被らなかったことにあったと思います。早くから背番号2をつけて公式戦を経験しておけば、経験値の面でも評価は上がっていたでしょう。

 梅野に大学に行けと言った時も、申し訳ないと言ったんですけどね。
 2年の時からマスクを被せておけばよかったかな、という思いは今でもありますよ。

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梅野 隆太郎(福岡工大城東) 【選手名鑑】
福岡工大城東 【高校別データ】
コメント (1)
城東2019.05.27 ユニちゃん
尾嶋捕手も確か正捕手になったのは2年の秋から。
その時も一学年上に強肩の宇都宮捕手がいました。

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