2025年夏の全国高校野球選手権石川大会の抽選会が27日に行われる。今年の開幕は7月11日。決勝は27日に予定されている。

 今年の夏のシード4校は、秋優勝で春準優勝の金沢に、昨夏代表で秋春4強の小松大谷、春4強の名門・星稜に、秋準優勝で春に優勝を収めた小松工。センバツに出場した日本航空石川が、春準々決勝で星稜に敗れてシードは逃した。春夏連続甲子園を狙う強豪が、どのブロックに入るか。大会序盤から強豪対決の可能性も十分ある。

 この夏一番の注目は、25年ぶりに春の石川を制した小松工だろう。昨秋は県で準優勝し、北信越大会で4強に入った。今年のセンバツ21世紀枠候補にも挙がったが、出場はできなかった。自力での甲子園出場へ向け、レベルアップを図ってきた春に、見事優勝。準決勝では名門・星稜に逆転勝ちするなど、勝負強さも光った。県立高の快進撃はこの夏も続くのか。

 小松工相手に、秋も春も決勝で戦ったのが金沢。秋は日本航空石川星稜を破っての堂々の優勝でもあった。この夏、2011年以来、14年ぶりの甲子園を狙う。

 昨夏甲子園で大阪桐蔭(大阪)を破るなど健闘した小松大谷、2年ぶりの夏甲子園返り咲きを狙う星稜も黙っていない。今年の石川は最後の最後まで目が離せない大会となりそうだ。

【一覧】夏の石川大会過去10年の代表校

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