<神奈川県高校野球春季県大会:東海大相模11-1三浦学苑>◇5日◇準決勝◇横浜スタジアム
東海大相模の萩原 優真投手(3年)が7回1失点の好投を見せ、決勝進出に貢献した。
序盤から直球に自慢のカーブを織り交ぜ、緩急をつけた投球で相手打線を翻弄。「今日は指のかかりがよかった」と真っすぐを中心に投げ込んだが、「相手打線が真っすぐを張っていた。3回からカーブを増やして真っすぐを速く見せることが出来た」とバッテリーの見事な連携で的を絞らせなかった。
さらには昨秋の決勝に続き2度目なった横浜スタジアムでの投球にも「マウンドが高く球が浮いてしまうので、カーブを使いながらうまく修正することができた」と器用さも見せながら1失点にまとめた。
この冬はチームとしてメンタルを課題にトーレニングを積んできたという。萩原も「原(俊介)監督を中心に『頭は冷静に、心は熱く』というモットーを掲げています。メンタルの部分でも助けられています」と話す。原監督も「メンタルコントロールも上手になってきた。彼はクレバーなタイプで論理的思考を持っている。精神面のことを体系的にうまくまとめていると思う」と右腕の成長を語っていた。
次戦は横浜と対戦。萩原は昨秋の決勝で対戦し2回無失点に抑えている、チームとしてリベンジがかかる一戦に「センバツも優勝しているので強いと思いますが、一戦必勝で戦いたい」と闘志を燃やしていた。