<令和7年 春季関東地区高校野球 埼玉県大会:浦和学院11-1花咲徳栄(7回コールド)>◇1日◇準々決勝◇UDトラックス上尾スタジアム

 準々決勝まで勝ち進んだ花咲徳栄浦和学院の強打に圧倒され、7回コールド負けとなった。花咲徳栄が公式戦でコールド負けしたのは、昨春の関東大会の帝京戦以来となった。

 3回戦では強豪・山村学園にコールド勝ちを収め、投打ともに強さを見せていたが、痛恨だったのが2回裏、無死満塁のチャンスで無得点に終わったこと。花咲徳栄・岩井隆監督、浦和学院・森大監督もこの場面をポイントに挙げており、試合の勝敗を左右する場面となった。

 ここまでの3試合はすべて複数投手のリレーで勝ち上がったが、この試合は背番号1の正岡 大弥投手(3年)が完投した。岩井監督は「投手陣の整備が夏までの課題です」と語った。

 混戦模様に見えた今大会で頭一つ抜けた強さを見せる浦和学院相手に最少失点に抑えられる投手陣強化が急務となった。