<令和7年 春季関東地区高校野球 埼玉県大会:叡明7-0大宮北>◇1日◇準々決勝◇UDトラックス上尾スタジアム
叡明が強打を発揮し、60年ぶりのベスト8入りを決めた大宮北相手にコールド勝ちを収め、同校初のベスト4を決めた。
初回から打線が繋がり、4番赤城 翔内野手(3年)の適時二塁打、5番笘 大悟内野手(3年)の適時打で3点を先制。その後も鋭い打球が飛び、5回まで8安打6得点を入れ、試合の主導権を握った。
叡明の背番号6・田口 遼平投手(3年)は2試合続けての好投を見せた。3回戦の狭山ケ丘戦で8回1安打に抑えた142キロ右腕はこの日も威力のある速球で打線が活発な大宮北打線を翻弄し、スライダー、フォークが冴え渡り、7回13奪三振、無失点の快投。
7回裏に1点を加え、コールド勝ちでベスト4入りを決めた。中村監督は「これまで大宮北さんの試合を見て、打線はうち以上に勢いがあります。その勢いを止めるにはまず初回を抑えて、勢いを止めること。そのため連投になりましたが、最も安定感がある田口を先発させましたが、しっかりと抑えてくれました」と好投を評価した。
打者としても高校通算8本塁打の打撃で、正確なバットコントロールが光り、中村監督からは視野の広さを評価されている。
田口はこの冬の体作りの成果もあり球速が5キロアップし、最速142キロへ。これまで二段モーションだったが、クイック気味に投げることで、軸足にしっかりと体重が乗り、球威が向上した。野手として高いセンスを秘めるが、今後は投手として勝負したいと思っている。
「冬からの成長で投手のほうに手応えを感じていますし、上の世界では投手で勝負したいと思っています」
あと1勝すれば、小松原時代を通じて初の関東大会出場が決まる。
「優勝を目指して投げていきます」と今後の意気込みを語った田口。さらなるブレイクに期待だ。
応援メッセージ
まだメッセージがありません。
>> 続きを表示
まだメッセージがありません。
まだメッセージがありません。
>> 続きを表示