<春季高校野球神奈川県大会 三浦学苑8-2川和>◇26日◇準々決勝◇サーティーフォー保土ヶ谷球場
公立校屈指の左腕・濱岡 蒼太投手(川和)が悔しい8失点に終わった。
1回、2回は無失点に終わり、3回表に1番辻の左越え二塁打を打たれたことをきっかけに一挙6失点を喫した。三浦学苑は濱岡の直球、カットボール、チェンジアップに食らいつきながら、5安打を打たれた。さらにバントを絡められ、味方の守備のミスが多く生まれ、濱岡は本来の投球ができなかった。
そして7回表、3番柴山 竜聖内野手(3年)に二塁打を打たれ、再び苦しい試合展開に。6番石渡の適時打、無死満塁から押し出し四球を与え、1対8と7点差にされたところで濱岡は無念の降板。被安打11、8失点、119球、4四死球に終わった。
140キロ台の直球は影を潜め、常時135キロ前後で最速139キロだった。濱岡は3回の大量失点について「三振、ボテボテのゴロなどキレイなアウトを取ることにこだわりすぎた。シフトもありますが、どうやって打たせて取るのか。幅広く考えることができなかったこと。粘られる中で抑えられるだけの力がまだありませんでした」と悔やんだ。
春の目標は、東海大相模、横浜の二強と対決することだったが、それが叶わずに濱岡の春が終わった。日大藤沢、藤沢翔陵を抑え込んだ快投により日増しに注目度が高まった濱岡。夏では徹底マークされた上で、夏以上の快投を見せることができるか。